アソシエイトとはどんな言葉?アソシエイト職とは?NLPやマーケティング、弁護士、看護師の世界での意味も解説

アソシエイトとはどんな言葉?

アソシエイトの意味は仲間、同僚、共同経営者、共同出資者、「准」や「準」などの言葉をつけて呼ばれる者、補佐する役割です。

アソシエイトの類語には、アシスタントやスタッフがあります。しかし、これらの言葉をアソシエイトの言い換え語として使用することはできません。

アソシエイトを英語で表すときには、「associate」を使ってください。

アソシエイトについて、くわしく解説していきます。

アソシエイトとはどんな意味?

アソシエイトは、主に次の意味で使われている言葉です。

アソシエイト
・仲間、同僚、共同経営者、共同出資者
・「准」や「準」などの言葉をつけて呼ばれる者、補佐する役割

ビジネスでは「同じ目的を持っていたり、利害が一致していたりする仲間」や、特定の立場にいる社員、特定の役割を持っているスタッフという意味でよく使われます。

アソシエイトは英語だと?

アソシエイトを英訳するときには、「associate」という単語を用います。

associate
【動詞】
・付き合う、仲間に加わる、交際する
・共同で事業を行う、提携する
・関連づけて考える、連想する、関連させる

【名詞】
・気心の知れた友人、多くの時を過ごす仲間、仕事の同僚
・共同経営者、共同出資者
・学会や協会などの準会員

【形容詞】
・準~、副~、次席の

「associate」は動詞の意味ももつ単語ですが、カタカナ語のアソシエイトを動詞として使うことはあまりありません

NLPでのアソシエイト

NLPでのアソシエイトは、物事を主観的にとらえている状態のことです。

自分の心の成長や安定のために、何かいいことがあったときや成功体験ができたときには、アソシエイトの状態になるのがいいといわれています。

しかし、次のようにアソシエイトしていることで心理的なダメージが大きくなったり、状況が悪化したりしてしまう場合もあります。

・過去の出来事なのに、そのときに嫌だった気持ちを今それに直面しているかのようにリアルに感じている
・何かの問題にとらわれて、その問題に振り回されている

このようなときには、客観的なものの見方を意識するのがおすすめです。

ちなみに、客観的なものの見方はディソシエイトと呼ばれます。

MEMO
NLPは心理学と言語学をもとに考え出された心理療法のひとつで、Neuro Linguistic Programing(神経言語プログラミング)が正式名称。「脳と心の取扱説明書」とも呼ばれている。

マーケティング用語のアソシエイト

マーケティング用語のアソシエイトは、アフィリエイトと同じ意味。

アフィリエイトは、ブログサイトなどのホームページに商品紹介の広告を埋め込んでおき、閲覧者がその広告経由で商品を購入するとホームページの運営者に紹介料が支払われる仕組みのことです。

Amazonでは、アフィリエイトのプログラムをアソシエイトと呼んでいます。

MEMO
商品紹介の広告をホームページに埋め込むためのリンクを、アソシエイトリンクと呼ぶ。

覚えておきたいアソシエイト〇〇

アソシエイトは、アソシエイト〇〇のようにほかの言葉にくっついて熟語になって使われる場合も多い言葉です。どのような関連語があるか頭に入れておきましょう。

アソシエイト社員とは

アソシエイト社員は、外資系企業でよく使われる言葉です。

意味は販売管理や財務会計、人事など、企業がビジネス活動を行うときに重要になる業務を担当する社員のこと。

役職についていない平社員で、上記のような仕事をしている人をアソシエイト社員と呼びます。

アソシエイト職とは

アソシエイト職は日本企業でよく使われる言葉。

事務職員や契約社員のことを意味しています。

アソシエイトプロデューサー

アソシエイトプロデューサーはテレビ番組や映画、アニメーション、ラジオ番組などを制作する業界で使われている言葉。

プロデューサーを補佐する人が、アソシエイトプロデューサーです。

アソシエイト弁護士とは

アソシエイト弁護士は、弁護士事務所に雇われている勤務弁護士のこと。

弁護士事務所の所長や、所長の共同経営者をしている弁護士(パートナー弁護士)の下で部下として働く弁護士を、アソシエイト弁護士と呼びます。

アソシエートナースとは

アソシエートナースは、ひとりの入院患者の看護をひとりの看護師(プライマリーナース)が退院まで責任を持って担当する看護方式の病院で、そのプライマリーナースを補佐して24時間看護に穴を開けないようにする役割の看護師のこと。

新人看護師の指導を担当する看護師(プリセプターナース)の、サポートをする看護師もアソシエートナースと呼ばれます。

アソシエイトの使い方を例文で学ぼう

アソシエイトの意味がわかったら、次は言葉の使い方を例文でイメージしてみましょう。

例文
アソシエイトの求人に応募する。
アソシエイトを採用する。
アソシエイトを対象に特別ボーナスを支給する。

アソシエイトは、社員やスタッフの肩書を意味する言葉として使われるケースが大半です。

アソシエイトの類語(言い換え)

アソシエイトの類語は「アシスタント」や「スタッフ」です。

しかし、アソシエイトは特定の立場の社員や従業員の肩書として定着している言葉なので、「アシスタント」や「スタッフ」を言い換え語としては使えません。

アシスタント

アシスタントの意味を確認しましょう。

アシスタント
・仕事を補佐する人
・助手

「漫画家のアシスタントをする」や「美容室でアシスタントとして働く」のように、一人前になるための下積みをしている人というニュアンスで使われることが多い言葉です。

スタッフ

スタッフは次の意味をもつカタカナ語です。

スタッフ
部員、職員
・製作関係者
・企業の業務に直接は関わらないが、専門家として助言を与えるなど業務を補佐する人

「接客担当のスタッフを募集する」や、「新作映画はスタッフやキャストを変えずに制作されることが発表された」のようにして使います。

アソシエイトの分野ごとの意味を理解しよう

アソシエイトは、主に「仲間」や「補佐する役割」という意味で用いられる言葉です。

企業やテレビ業界、医療業界などさまざまな場所で、独自の肩書としても使用されています。

アソシエイトは、使われる場所や文脈によってニュアンスが変わる言葉なので、その時々の意味を正しく読み取れるようになりましょう。