アフォリズムとはどんな言葉?
アフォリズムの意味は、「人生や社会などの真髄を簡潔に鋭く表現した語句」です。
類語は、日本語の「格言」「金言」。
英語で表すときは、「aphorism」を使います。
アフォリズムとはどんな意味?
アフォリズムは、次の意味をもつカタカナ語です。
人間の愚かさやおかしさ、人生の不思議や矛盾、恋愛や人付き合いに関する戒め、教訓、社会の原則など、人間に関係する多くの人に受け入れられている真理を、大事な部分だけに絞って短くわかりやすく表した言葉がアフォリズム。
偉人、宗教者、聖人など有名な人の言葉がアフォリズムといわれることが多いです。アフォリズムは、その言葉を発した人の個性が強く出ます。個性的でハッとするような言い回しが使われていたり、風刺や皮肉が込められていたりします。
アフォリズムは、庶民の生活から生まれた処世訓やことわざとは区別されます。
アフォリズムの語源
アフォリズムの語源は、「区分」や「定義」を意味するギリシア語の「aphorismos」です。
古代ギリシアの医学者 ヒポクラテスが、病気の診断や治療法について次のように述べ、それを「aphorismos」と呼んだことで、「aphorismos」に「医療について簡潔に述べた言葉」の意味が加わりました。
アフォリズムは医療の言葉から一般的な言葉に変化
ヒポクラテスの言葉に使われたラテン語の「ars」から、のちに英語の「art」が生まれます。「art」はその後「芸術」の意味でも使われるようになり、ヒポクラテスの言葉の前半をまとめた「人生は短く、ars(技術、医術)は長い」が、「芸術家の人生は短いが、芸術は長く残る」という意味で使用されるようになりました。
このことにより、「医療について簡潔に述べた言葉」を表していた「aphorismos」が、より一般的な「人生や社会などの真髄を簡潔に述べた言葉」を意味する単語として用いられるようになり、現代にいたるといわれています。
アフォリズムは英語だと?
アフォリズムは英語だと、「aphorism」という単語を使って表されます。
英語の「aphorism」は、カタカナ語のアフォリズムと同じニュアンスで使用されます。
箴言:戒めの言葉。教訓の意味をもつ短い言葉
「格言」「金言」については、記事の後半の類語の見出しで紹介します。
アフォリズムの例
ビジネスマンにおすすめのアフォリズムを紹介します。自分の琴線に触れるアフォリズムがないか探してみてください。
フランスの哲学者 ブレーズ・パスカル氏のアフォリズム
1冊の本をしっかり理解するためには適度な速さで読む必要があるという意味
イギリスの元首相 ウィンストン・チャーチル氏のアフォリズム
第二次世界大戦中に行った演説での言葉。
アメリカ合衆国の実業家 スティーブ・ジョブズ氏のアフォリズム
必要のないものを切り捨てて能力を集中させることの大切さを説いた言葉
アメリカ合衆国の実業家 ヘンリー・フォード氏のアフォリズム
暖を取るための薪を自分で割れば、薪を割る運動でも体を温められるという意味
日本の小説家 芥川 龍之介氏のアフォリズム
運命は自分の人格、性格が引き寄せているという意味
日本の実業家 大八木 成男氏のアフォリズム
大八木氏が会社に入社した新人時代に身に染みて感じたことから生まれた言葉。ツールは英語や会計、PCなど、仕事で使うさまざまなスキルのこと
アフォリズムの使い方を例文で学ぼう
アフォリズムの意味がわかったら、次はカタカナ語としての使い方を例文でイメージしてみましょう。
・アフォリズム集を編集する。
・日本におけるアフォリズム文学の成立について研究する
・歌詞に並ぶアフォリズムめいた言葉がいかにも彼らしく思えた。
アフォリズムの類語・言い換え表現
アフォリズムの類語は、日本語の「格言」「金言」です。それぞれの意味と使い方も頭に入れておきましょう。
人生の真理を簡潔にまとめた、万人への戒めや助言、教訓として有用な言葉
【例文】
「卯跳ねる」の格言通りに相場が動くことを期待する。
①処世への戒めや教えとして手本とすべき言葉。模範とすべき内容をもった言葉
②仏の口から出た、不滅の真理を表す尊い言葉
【例文】
恩師から授かった金言を胸にここまで頑張ってきた。
【おまけ】「R+… 」の「アフォリズム」
「R+… 」は、ボーカリスト“R”とボカロPが共同で音楽を生み出すプロジェクト。「アフォリズム」は、「R+… 」が2021年11月に発表した3rd Digital Singleです。
ボカロP 立椅子かんな(たていすかんな)さんにより作詞、作曲されました。物事の真実が鋭く言い表された、共感しやすい歌詞とかっこいいメロディが特徴の楽曲です。
気になるアフォリズムを探してみよう
アフォリズムの意味は、「人生や社会などの真髄を簡潔に鋭く表現した語句」です。
日常生活で耳にする機会はあまりないかもしれないですが、自分に響くアフォリズムに出会えたら、生き方が少し変わるかもしれませんよ。
気になるアフォリズムがないか探してみましょう。