ストレスマネジメントの意味とは?学びに役立つサイトや資格、本も多数紹介

ストレスマネジメントとはどんな言葉?

ストレスマネジメントの意味は、「ストレスと上手に付き合い、適度な状態にコントロールすること」です。

類語は「ストレス管理」。

英語で表すときは、「stress management」を使います。

ストレスマネジメントとはどんな意味?

ストレスマネジメントは、次の意味をもつカタカナ語です。

ストレスマネジメント
ストレスと上手に付き合い、適度な状態にコントロールすること

過度なストレスを受け続けると、身体的、精神的ないろいろな症状が出て、仕事や生活に悪影響が出てしまいます。

しかし、ストレスは日常生活のなかのさまざまなことが原因になって起こるため、完全になくすことは不可能です。

ストレスマネジメントは、日常的に受ける数々のストレスを生活に支障のないレベルになるよう、適度にコントロールすることを意味します。

ストレスの原因にはどんなものがある?

例えば、次のようなものがストレスの原因になります。

ストレスの原因
・睡眠不足、持病やケガなどの体調不良
・暑さや寒さ、湿度、気圧、光、音、ウイルス、花粉など環境刺激
・化学物質や有機溶剤、金属、アルコール、タバコ、薬物、食品添加物など化学的な刺激
・人間関係や仕事上の問題、家庭の問題

自分で予防できる原因もありますが、避けられない原因も多数あるため、受けてしまったストレスを適度に処理することが必要です。

ストレスマネジメントのやり方

ストレスマネジメントのやり方の柱は、ストレスに気づくことと対処法を考えることの2つです。

生活を振り返ってみて、次のような反応が出ていないか自分の状態を確認してみましょう。

チェック項目
□ひどく疲れてへとへとだ、だるい
□気がはりつめている、イライラして攻撃的になっている
□不安だ、不安から逃避しようという思考が働きやすい
□落ち着かない、物事に集中できない
□憂鬱で気分が晴れない、くよくよと考えてしまう、なかなか決断できない
□不合理なことを考えてしまう
□何をするのも面倒に思える、引きこもりがちになる
□物覚えが悪くなった、忘れっぽくなっている
□飲酒量や喫煙量が増える
□食べ物の好みが変化する
□眠れない

ストレスによる反応は、体調不良として現れる場合もあります。

チェック項目
□血圧が上昇する
□心拍が増加する
□過呼吸
□めまい
□発汗
□しびれ
□けいれん
□頭痛
□胃痛
□吐き気
□発疹

心身にこれらのサインが表れたときは、次のような対処法を試してみましょう。

対処法
・腹式呼吸やストレッチなどで心身をリラックスさせる
・適度な運動を楽しむ
・睡眠の質を高める
・信頼できる相手に愚痴を聞いてもらったり、おしゃべりを楽しむ
・笑う
・アロマを使う
・音楽を聴く
・趣味を楽しむ
・マッサージを受ける

職場でのストレスマネジメント

職場でのストレスマネジメントは、従業員自身が先ほど紹介したような方法で自分で自分のストレスに対処するセルフケアと、上司が部下のストレスのケアをするラインケア、社内や社外の専門家の力を借りたケアで成り立っています。

専門家とは、産業医やカウンセラー、保健師、精神科の医師などのことです。

厚生労働省のストレスマネジメントに関する取り組み

厚生労働省では、職場でのストレスマネジメントに役立つ情報を発信しています。

15分でセルフケアラインケアについて学べるe-ラーニングが公開されているので、試してみてください。

よりくわしい情報はこちらのサイトから確認できます。従業員向けの情報のほかに、事業者や家族向けの情報もあります。 参考 こころの耳厚生労働省

覚えておくと役に立つストレスマネジメントの関連語

ストレスマネジメントについてもっと知りたい人に役立つ関連語を紹介します。

ストレスマネジメント検定

ストレスマネジメント検定は、働く人々のストレスマネジメントに役立つ資格です。「健康的に働くための予防知識」「ストレスの溜め過ぎを早期に気づき対処する方法」「心身に不調をきたした場合の治療や職場復帰、再発防止」などの知識の習得を目指します。

職場での役割ごとに必要な知識を学べるように、次の3つのコースが用意されています。

コース
Ⅲ種(セルフケアコース):一般社員向け。従業員が自分で自分のストレスマネジメントを行うときに役立つ
Ⅱ種(ラインケアコース):上司が部下のストレスをラインケアするときに役立つ
Ⅰ種(マスターコース):人事労務管理スタッフや経営幹部が、自社の人事戦略や方針を考慮しながら社内全体のストレスマネジメントを行うときに役立つ

ストレスマネジメント教育

ストレスマネジメント教育は、子どもに自分で自分のストレスに対応し、適度にコントロールするための能力を身につけさせることを目標に学校で行われる教育活動です。

勉強や教師、友達との人間関係、部活、進学、思春期ならではの悩みなど、子どもにもストレスはあります。

ストレスマネジメント教育では、まずストレスとは何か正確な知識を子どもたちに教え、そのうえでストレスを受けたときに自分の心身がどのように反応するのかを気づかせていきます。

さらに、ストレスの対処法を習得させ、実際にストレスを受けたときにその対処法を使って対処できるようになるところまで導いていきます。

ストレスマネジメント学会

ストレスマネジメント学会は、ストレスマネジメント教育にかかわる教師やスクールカウンセラーを中心に立ち上げられた組織です。

「基礎・医療分野」「教育・特殊教育分野」「ライフスタイル分野」「災害支援分野」「産業・労働分野」の5つの分野から、ストレスマネジメントについて学べる有料の「オンライン研修会」を開催しています。

また「ストマネマスターへの道」と題して、中高生向けのストレスマネジメント教育に役立つ無料の動画配信も行っています。

ストレスマネジメントスコア

ストレスマネジメントスコアは、アメリカの家庭用電化製品メーカーが販売する、健康管理に特化したスマートウォッチ Fitbitの上位機種に搭載されている機能。ストレスの溜まり具合を数値化し、ストレスを見える化できるのが特徴です。

ストレスマネジメントスコアのストレスは心拍の変化、睡眠パターン、アクティビティレベルのデータをもとに計算され、毎日表示されます。

自覚していないストレスも含めて数値化されるため、ストレスを自覚しやすくなります。ストレスの数値をもとに元気な日は挑戦的な行動をする、ストレス過多な日は休息を多めにするなど、その日の予定を決めるのに役立ちます。

ストレスマネジメントを学びたい人におすすめの本

ストレスマネジメントを学びたい人におすすめの本を紹介します。気になる本がないか探してみてください。

実践! ストレスマネジメントの心理学
『実践! ストレスマネジメントの心理学』は、身近なケースを例にストレスの特徴と対処法がわかりやすく解説されている本。
自分のストレスとうまく付き合う方法や、ストレスをプラス方面に働かせるヒントについても学べる。
ストレスマネジメントマニュアル
『ストレスマネジメントマニュアル』は、企業の人事部門で働く人や管理職についている人におすすめの企業のストレスマネジメントを学べる本。
過度なストレスによって引き起こされる「社内うつ」を防ぐために、するべきこと、してはいけないことをたくさんの具体例を通して学習できる。
不安・イライラに振り回されない介護のストレスマネジメント
『不安・イライラに振り回されない介護のストレスマネジメント』は、介護現場で働く人向けに書かれたストレスマネジメントの本。
利用者と合わない、利用者の家族の対応が大変、夜勤や早番で生活リズムが崩れるなど、介護の仕事ならではのストレスについて知り、その対処法を学べる。
実践ストレスマネジメント―「辞めたい」ナースと「疲れた」師長のために
『実践ストレスマネジメント―「辞めたい」ナースと「疲れた」師長のために』は、看護管理者として実際に働いた経験を持つ筆者が、師長・主任クラスのナースに向けて書いた、自部署と自分のストレスマネジメントのための本。
部下のナースたちをどのような視点で見てどう対応していくか、管理職としての心構えの基本を学べる。

ストレスマネジメントの使い方を例文で学ぼう

ストレスマネジメントの意味がわかったら、次はカタカナ語としての使い方を例文でイメージしてみましょう。

例文
・会社として、効果的なストレスマネジメントの仕組みを作る必要がある。
・健康に長く働き続けるためには、ストレスマネジメントを行うことが重要だ。
・働くママのためのストレスマネジメント研修を企画する。
ストレスマネジメント研修の感想をレポートにまとめる。

ストレスマネジメントの類語・言い換え表現

ストレスマネジメントの類語は「ストレス管理」です。次のように使います。

例文
部下のストレス管理も上司の仕事だ。

ストレスマネジメントは英語だと?

ストレスマネジメントは英語だと、「stress management」と表記されます。

stress management
ストレス対策、ストレス管理

「stress management」の「stress」は「圧力、精神的な圧迫感、緊張」という意味。「management」は「経営、管理」という意味です。

ストレスマネジメントをうまく仕事や私生活に活かそう

ストレスマネジメントの意味は、「ストレスと上手に付き合い、適度な状態にコントロールすること」

現代人の生活からストレスを完全に排除することはできないため、ストレスマネジメントで適度なレベルにコントロールすることが重要です。健康的に日々を過ごせるように、うまくストレスマネジメントをしていきましょう。