デフラグとはどんな言葉?意味や効果、デメリットなどを解説

デフラグとはどんな言葉?

デフラグの意味は、ハードディスクなどの記憶装置において、データの書き込みや削除が繰り返されることで断片化されたファイルの位置を物理的に再配置して、データの断片化をなくすこと

デフラグを言い換えできるカタカナ語はありません。日本語では「最適化」と意訳される場合があります。反対語は「フラグメンテーション」です。

デフラグを英語で表すときは、「defrag」や「defragmentation」を使います。

デフラグとはどんな意味?

デフラグは「デフラグメンテーション」の略語です。

デフラグ
ハードディスクなどの記憶装置において、データの書き込みや削除が繰り返されることで断片化されたファイルの位置を物理的に再配置して、データの断片化をなくすこと。

空のディスク(データを記録するスペース)にデータを書き込みすると、データは端のほうから順番に書き込まれていきます。書き込んだデータのどれかを削除すると、書き込み済みの領域の中に、削除されたデータ分の空き領域がぽつんとできます。

さらに書き込みと削除を繰り返すと、ディスクのあちこちに個々のデータが散らばって書き込まれている状態になり、データとデータの間に細かい空き領域が増えてしまいます。

細かい空き領域ばかりでまとまった空き領域がなくなると、大きなデータを書き込もうとしたときにまとめて記録できず、小さな固まりに分割してバラバラに記録しなければならなくなります。

デフラグは、このようにして散らばってしまったデータをディスクの端から順番にきれいに並べて書き込みし直し、まとまった空き容量を確保できる最適な状態にすることです。また、この処理を行うためのソフトウェアもデフラグと呼ばれます。

デフラグの効果

デフラグすることで、データの書き込みや読み込みがしやすくなり、パソコンの動作が速くなります。データが整理整頓されることで空き容量も少し増えます。

データがバラバラの状態でさらなる書き込みや読み込みをすると、ばらけたデータを探したり、書き込みできる空きスペースを探したりするための無駄な動作が増加します。そのため、そのまま使い続けているとパソコンの寿命が縮まるともいわれていますが、デフラグすることでそれも避けられます。

デフラグのデメリット

古いパソコンだったり、データの散らばりがひどい状態だったりすると、デフラグの作業にかかるステップ数が増え、終了までに何時間もかかる場合があります。

また、ハードディスクに負荷がかかっているため、デフラグ中はほかの作業ができません。デフラグを頻繁にやりすぎると、パソコンに負担をかけて不具合を起こしてしまう恐れがあります。

ハードディスクが劣化しているときにデフラグすると、壊れてしまう場合もあるため注意が必要です。

デフラグは英語だと?

デフラグは英語では「defrag」と表記します。「defrag」は「defragmentation」の略語で、略さず書かれる場合もあるのであわせて覚えておきましょう。

「defrag」の意味は、カタカナ語のデフラグと同じです。

defrag
・デフラグする
・最適化する

Windowsでのデフラグ

Windows 10・8.1・8・7・Vistaのパソコンの場合、デフラグは初期設定で週に1回自動で行われるようになっています。手動でデフラグを行うことも可能ですが、通常の使い方ならそれをしなくても快適にパソコンを使用できます。

デフラグ専用のフリーソフトや、有料のデフラグツールを使ってデフラグする方法もあります。Windowsに標準装備されているデフラグ機能に満足できない場合は、試してみるのもおすすめです。

Macでのデフラグ

Macのパソコンは自動デフラグ機能が搭載されていて、データの断片化が起こるとバックグラウンドですぐに解消してくれるため、ユーザーはデフラグを意識する必要がありません。

また、Macの場合はデフラグツールの利用が推奨されていません。

SSDはデフラグNG

SSDはハードディスクとは別の種類の記憶装置で、正式名称はSolid State Drive(ソリッドステートドライブ)です。ハードディスクと同じようにパソコンのデータを保存するスペースとして用いられていて、使い方も同じですが特徴が異なります。

SSDは、ハードディスクと比べてデータを読み書きする速度が非常に速く、衝撃にも強いです。発熱が少なく、消費電力が少ないメリットもあります。

しかし、SSDはデータを書き換えできる回数が決まっているため、デフラグでデータの書き換えをしてしまうとその回数を大量に使用し、記憶装置としての寿命を縮めてしまいます。さらに、もともとの読み書きする速度が速いので、ハードディスクと違いデフラグしてもそれほど速度は上がりません。

SSDには別の方法が取られている

Windows 7では、記憶装置にSSDが使われているとパソコンが認識した場合、その部分を自動デフラグのスケジュールから外す設定になっていました。

Windows 8以降のWindowsパソコンとMacパソコンでは、SSDは「Trim(トリム)」という別の方法で最適化されるようになっています。ハードディスクのデフラグと同じく自動で行われる設定になっているため、こちらも意識して対策する必要はありません。

AndroidやiPhoneのスマホもデフラグNG

AndroidやiPhoneのスマホは、フラッシュメモリという記憶装置にデータを記録しています。

フラッシュメモリはSSDと同じく書き込み回数に制限があるため、デフラグはNGです。フラッシュメモリはデータの読み込みが速いので、データが断片化してもそれほど影響はありません。

デフラグの使い方例文で学ぼう

デフラグの意味がわかったら、次はカタカナ語としての使い方を例文でイメージしてみましょう。

例文
・Macパソコンでは、自動的にデフラグされるため断片化を気にしなくて済む。
・手動でデフラグを実行する設定に変更する。
・特定のファイルだけをデフラグできるデフラグツールを購入した。

デフラグの類語・言い換え表現

デフラグを言い換えできるカタカナ語はありません。日本語では「最適化」と意訳される場合が多いです。

例文
ファイルの断片化を最適化する。

デフラグの反対語

デフラグの反対語は「フラグメンテーション」です。

フラグメンテーション
本来はひと固まりのデータが断片化され、バラバラに記録されていること。

「ファイルのフラグメンテーションを解消する」のように使います。

デフラグの意味を覚えておこう

比較的新しいパソコンの場合、デフラグはパソコンが自動で行ってくれる仕様になっているのが一般的です。そのため、特別な操作をしなくても快適にパソコンを使用することはできます。

ただ、せっかく勉強したのだから、デフラグが「断片化」を解消する機能だということは知識として頭に入れておきましょう。