「ご覧ください」の意味は？お客様にも使える？類語、言い換え、英語も紹介

「ご覧ください」とは「見てください」いう意味

「ご覧ください」は「見てください」を丁寧に表現したいときに使う言葉です。しかし、敬語表現が苦手な人は、間違った使い方をすることもあるので、注意が必要です。また、「見て下さい」の意味をもつ敬語はほかにもいくつかあるため、意味をきちんと覚えておかなければ、適切に使いこなせません。

本記事では、類語、言い換え表現、英語表現なども含め、わかりやすく紹介しているので、ひとつひとつチェックしてみてください。

「ご覧ください」の読み方・意味

「ご覧ください」は「ごらんください」と読み、「見る」の尊敬語である「ご覧になる」に、相手になんらかの行為をお願いする際に用いられる「ください」を合わせた言葉です。

また、この場合の「ください」は補助動詞にあたるため、ひらがな表記が基本です。

ビジネスシーンおける「ご覧ください」の使い方・例文

ビジネスシーンでは、口語だけでなく、メールの中でも「見てください」という意味の尊敬語として使われます。

「どうぞ」や「～ませ」で柔らかい印象に

「ご覧ください」の前に「どうぞ」をつけたり、最後に「ませ」をつけると、全体の印象が柔らかくなります。相手に「ぜひ見て欲しい」という気持ちが強いときには使ってください。

より丁寧な表現には「～ますようお願いいたします」

メールや封書で資料などを送った際に添えることが多いフレーズです。目上の人や取引先の人には、「忙しいところ申し訳ない」という気持ちを込めていることも重要です。

「ご覧ください」の類語・言い換え表現

「ご覧ください」の類語としては「ご参照ください」「ご観覧ください」「ご確認ください」「ご高覧ください」などがあります。しかし、意味がまったく同じというわけではないので、状況に応じて言い換え表現として使ってみてください。

ご参照ください

「ご参照（ごさんしょう）ください」は、「ほかと照らし合わせて参考にしてください」という意味を持つ言葉です。見るだけではなく、対象のものを参考にしてもらいたい場合に使います。

ご観覧ください

「ご観覧（ごかんらん）ください」とは「見物してください」という意味の言葉で、どこかの場所や物事を見てほしいときに使います。

ご確認ください

「確認」には、「確かにそうだと認めること」「はっきり認めること」という意味があります。見るだけではなく、それをはっきりと認めてもらいたいときやしっかり確認してもらいたいときには「ご覧ください」ではなく「ご確認ください」が適しています。

ご高覧ください

「ご高覧（ごこうらん）ください」は、「ご覧ください」と同じく、「見てください」という意味があります。ただし、「ご覧ください」よりもさらに丁寧な表現の尊敬語なので、目上の人や取引先の人に何かを見てもらいたいときに適しています。

「ご覧ください」の英語表現

「ご覧ください」の英語表現でもっとも簡単なのは「Plerase take a look at ～」です。

「ご覧ください」の意味を理解し正しく使おう！

相手に何かを見てもらうときは、不快な思いをさせてはいけません。そのためにはお願いする言葉は重要になります。何を見て欲しいのか、確認まで必要なのかなど、状況に応じて「ご覧ください」やそのほかの言い換え表現を上手に使い分けてください。