クオリティとはどんな意味?「クオリティオブライフ」や「クオリティの高い人」についても解説

クオリティとはどんな言葉?

クオリティの意味は、「品質」「性質」「特質」「質」「質がいいこと」「上質」「高級」です。

クオリティの類語は「グレード」。クオリティと同じ意味の言葉ではないですが、同じような使い方をする場合があります。日本語だと、「品質」「品柄」「質」「性質」「素質」「物柄」「特性」を言い換えに使用できます。また、反対語は「クオンティティ」です。

クオリティを英語で表すときは、「quality」を用いてください。

クオリティとはどんな意味?

クオリティは次の意味で使われるカタカナ語です。

クオリティ
・品質
・性質
・特質
・質
・質がいいこと
・上質
・高級

ビジネスの場合は、質のみで善し悪しが判断されるのではなく、質と共にスピードも要求されます。質の部分も、単純に質がよければいいというわけではなく、消費者やクライアントのニーズや期待にどのくらい添えているかが重要です。ニーズや期待と異なる方向で質を追求しても評価してもらえません。

クオリティは、クオリティーと表記される場合もあります。

クオリティは英語だと?

クオリティを英訳するときは、「quality」という英単語を使います。

quality
・質、性質、品質、本質、属性、特質、特性、特色
・良質、優良性、上質、良質、高級品質
・質のいい、良質の、上質の、高品質の、素晴らしい
・資質、素養、人柄
・有能な、優秀な
・上流階級の、高貴な身分
・上流階級の人

カタカナ語のクオリティは、英語の「quality」からそのままカタカナ語になったので、英語でも同じような使い方で通じます。

クオリティの高い人とは

クオリティの高い人の意味は「質が高い人」。財産や地位、名誉、学歴、社会貢献度、美貌、人間性など、何を指して「クオリティの高い人」というかはその時々で変わりますが、ビジネスの話の場合は「仕事ができる人」を意味します。

クオリティの高いビジネスマンには、徹底的に量をこなして仕事の速さと正確さを高め、場数を踏んでさまざまな経験を積み、自分を磨く努力を怠らない人が多いです。

クオリティの高いビジネスマンは、消費者やクライアントのニーズや期待を的確に読み取る力と、それを実現させる力を持っています。

覚えておきたいクオリティの関連語

クオリティは、ほかの言葉とくっついて熟語としても使われています。どのような言葉があるか、それぞれの意味を確認しておきましょう。

クオリティファースト

クオリティファーストは、「品質第一」「品質へのこだわり」「品質主義」のような意味で使われる場合が多い言葉です。

仕事の成果は、「品質」「コスト」「仕事の納期」の3つの要素が重要とされています。この3つは、どれかを選べばどれかが満たせなくなるトレードオフの関係にあります。

クオリティファーストは、3つのうちの「品質」を1番にするということ。ビジネスでは、「品質」が消費者やクライアントの求める水準に至っていないと買ってもらえなくなるため、クオリティファーストを掲げる企業が多いです。

クオリティオブライフ

クオリティオブライフの意味は、「生活の質」「生命の質」「人生の質」。肉体的、精神的、社会的、経済的な観点をすべてをひっくるめた、一人ひとりの生活の質を意味します。

人間らしい生活を送れているか、自分らしい生活を送れているか、満足や幸福を感じられているかを尺度にした概念です。ひとりの人間として社会的に、健康的な生活を送るために必要なものといわれています。

クオリティオブライフは、次のようなものから計られます。

・生きがいを持てているか
・身体が健康で、満足のいく活動ができているか
・精神的に安定していて、満足感を得られているか
・人間関係は良好か
・やりがいのある仕事に就けているか
・経済的に困っていないか
・住環境は快適か
・十分な教育を受けられているか
・レクリエーション活動やレジャーのような楽しみを持てているか など

上記の項目に、「国家の発展」や「個人の人権」「自由がどの程度保障されているか」が加えられる場合もあります。

クオリティライフ

クオリティライフは、「中身を重視した質の高い生活」という意味。

クオリティオブライフと同じニュアンスの言葉です。

クオリティー・スタート

クオリティー・スタートの意味は「良好な先発」。野球で投手の成績を評価するときに、使われる項目のひとつです。

先発した投手が6イニング以上を投げ、次の投手に交代するまでの間を自責点3点以内に抑えることができた場合に記録されます。クオリティー・スタートで、投手が持つ試合を作る能力を測れます。

クオリティの使い方を例文で学ぼう

クオリティの意味がわかったら、次は言葉の使い方を例文でイメージしてみましょう。

例文
・新機種は、従来品と比べてクオリティがかなり上がっている。
・この商品は、サロンクオリティのケアを自宅で手軽にできるのが売りだ。
・他社製品とのクオリティの差を消費者にわかりやすく伝えることが重要だ。
クオリティの高い人材を育成することを目的に、社員教育に力を入れる。
クオリティと価格のバランスのよさで人気を集めている。
・こちらは、ハイクオリティを追求した通好みの商品です。

クオリティの類語・言い換え表現

クオリティの類語は「グレード」です。

グレード
・等級
・階級
・段階

クオリティと同じ意味ではないですが、同じようなニュアンスで使われることがあります。

例文
・上級グレードの商品が人気を集めている。
・ハイグレードモデルを新たに立ち上げた。

これらの例文は、ハイクオリティと同じようなニュアンスになります。

MEMO
日本語だと「品質」「品柄(しながら)」「質」「性質」「素質」「物柄(ものがら)」「特性」を言い換えに使えます。

クオリティの反対語

クオリティの反対語は「クオンティティ」です。

クオンティティ

・分量
・数量

「クオンティティよりクオリティを重視し、ユーザーの信用を勝ち取る」のように使います。

クオリティを意識して仕事をしよう

ビジネスでのクオリティは、速さと質の両方を兼ね備えていることを意味します。どれだけ正確に消費者やクライアントのニーズをつかめるかも重要です。

速さと質とニーズのどれが欠けてもいい仕事にはなりません。普段からクオリティを意識して、いい仕事ができる社会人を目指しましょう。