コンテンツとは「情報の内容」のこと
インターネットやスマホの普及によって、「コンテンツ」という言葉が浸透しました。コンテンツとは何か簡単にいうと、「情報の内容」という意味があります。
ただ、「情報の内容」といわれてもまだピンとこない方が大半でしょう。今回は、コンテンツの意味と使い方についてわかりやすく解説します。
コンテンツの意味
特にWeb、IT、広告、ゲームなどの世界においてコンテンツという言葉はよく登場します。意味や分類について確認していきましょう。
コンテンツの語源は英語の「contents」
英語の「content」には「満足させる」という動詞の意味があります。名詞としては「中身」や「内容」の意味になり、複数形にすると「contents」となります。箱や鞄の中身、本の内容などについて用います。
日本語のコンテンツは「情報の中身」
英語では箱の中身など物理的なものに対しても使用できますが、日本語では「情報の中身」という意味になります。ここでいう情報とは幅が広く、文字・音声・映像などによるものを指しています。
デジタルコンテンツとアナログコンテンツ
映画やアニメ、音楽などデータになったものは「デジタルコンテンツ」といいます。紙に記された文字やライブでの楽器演奏による音楽などデータ化されていないものは「アナログコンテンツ」といいます。
Webコンテンツ
インターネット上にあるサイト、記事、写真、動画などのこと。デジタルコンテンツに含まれます。
モバイルコンテンツ
TwitterやTikTokなどのSNS、ゲーム、各種アプリなど、スマホやタブレットで利用可能なWebコンテンツ。
コンテンツはこのように分類されています。デジタルコンテンツ>Webコンテンツ>モバイルコンテンツの順で示すものの範囲が狭くなっていきます。
コンテンツの関連語
コンテンツという言葉には、一緒に覚えておきたい関連語がいくつかあります。ビジネスシーンでも登場することがあるので、確認しておきましょう。
コンテンツビジネス・コンテンツ産業
オリジナルの著作物を販売するビジネスモデルです。漫画やアニメの作成、独自に製作したツールやテンプレートなど。書籍の出版もこれに含まれます。どちらの表現も同じ意味になります。
コンテンツマーケティング
ユーザーに対してコンテンツを発信してファンや顧客を増やしていくマーケティング手法。ブログ、動画、記事などで広告しながらユーザーの興味関心を集め、ニーズを育てていきます。明らかなWeb広告もあれば、動画や記事の中で自然にPRしているものもあります。
コンテンツSEO
SEOとは、検索エンジン最適化のこと。Webサイトの内容をYahooやGoogleなどの検索エンジンにとってわかりやすいよう最適化することであり、SEO対策をすると上位表示が狙えます。コンテンツSEOとは、コンテンツの質を高め、検索上位を狙うことを意味します。
キラーコンテンツ
あるシステムが普及・浸透するきっかけとなるくらい魅力的なコンテンツのこと。例として、ゲームの世界では「ファイナルファンタジーVII」がPlayStationを、「スーパーマリオワールド」がスーパーファミコンを広く普及させるキラーコンテンツとなりました。
コンテンツの使い方・例文
コンテンツの使い方として、例文をご紹介します。
・これからの時代は動画というコンテンツをいかに有効活用できるかが鍵となる。
・キラーコンテンツを生み出せると、我が社の開発したハードウェアも世に普及するのだが。
使い方としてはそれほど難しくはない言葉です。
なお、コンテンツを言い換える場合は「中身」や「内容」などの日本語しかありません。それでは意味が通じにくい場合は、実際のコンテンツにあわせて「映画」や「ゲーム」など具体的に示すのが無難です。
コンテンツとは何かイメージを持とう
コンテンツとは「情報の中身」のことですが、記事、書籍、映像、ゲーム、アプリなど実にさまざまなものを指します。どれも情報であることには変わりなく、その中身に関してはすべてコンテンツという言葉で表現できるのです。
ちなみに、ブロガーのはあちゅうさんは、「人生全部コンテンツ」をモットーにしています。人生で経験したことをすべてブログや書籍などのコンテンツにするということです。
どんなものをコンテンツというのか、こうした情報からもイメージを持てるようになっておきましょう。