アカウントとはコンピュータなどを使う「権利」のこと
コンピュータを使っていると、アカウントという言葉を目にすることがあります。何のことかわからない方、自信を持って説明できないという方もいるでしょう。
アカウントとは、スマホやパソコン、インターネット上のサービスを使用するために必要となる「権利」を指します。具体的にどういうことなのか、初心者の方にもわかりやすく解説していきます。
アカウントの意味を初心者向けにわかりやすく
アカウントはサービスを使うための「権利」と説明しましたが、これをさらに簡単に考えていきます。
アカウントの意味と必要性
アカウントは、次のように考えるとわかりやすいです。
アカウント=会員証
例として、DVDをレンタルするときには会員証の作成が必須となるケースが多いです。会員証があれば、名前や住所などの個人情報と、レンタルの情報を関連づけて管理できますよね。
それと同じように、パソコンやスマホでインターネット上のサービスを利用するときも、誰が利用しているのか把握する必要がある場合にアカウント作成が求められます。
アカウント作成が求められるサービス例
インターネット上のさまざまなサービスで利用時にアカウント作成が求められますが、代表例としては次のものが挙げられます。
Amazon、楽天市場→通販サービス
LINE、Twitter、Instagram→SNS
ショッピングができる通販サービスでは、商品を見るだけならアカウントなしでOKです。実際に買い物をする場合、どこの誰が買ったのか、支払いはどうするのかなど個人情報が必要となるので、会員証がわりにアカウントを作成します。
また、上記のSNSでは、ハンドルネームであったとしても、誰が投稿しているのかがわかるようにするためアカウントが必要となります。不適切な投稿があったときなどに個人を特定する際にも役立つでしょう。
アカウント=「ID」+「パスワード」
アカウントには個人情報が詰まっているため、他人から見られないように保護する必要があります。そこで登場するのが「ID」と「パスワード」で、わかりやすく説明すると次のような位置づけになります。
「ID」=会員番号
「パスワード」=暗証番号
DVDレンタルの会員証にも必ず会員番号があるように、アカウントにもIDがあります。IDは、自分が持っているメールアドレスをそのまま使う場合もあれば、個別に英数字で設定する場合もあります。
また、パスワードも英数字を組み合わせ、容易に特定されないようなものにすることが多いです。
アカウントという言葉の使い方・例文
アカウントは簡単にいうと「会員証」のようなもの。言葉の使い方としても、「会員証」に置き換えて意味が通るようであればOKです。
「アカウントを作る」
「アカウントが必要」
「アカウント作成」
「アカウント削除」
「アカウント復旧」
上記は「会員証」でも「アカウント」でも概ね意味が通りますね。ただ、会員証に対しては「削除」や「復旧」といわずに「破棄」「再発行」などと表現します。実物が存在せず、情報のみで成り立っているアカウントならではの使い方もあります。
・自分のアカウントのパスワードがわからなくなったが、どうにかして復旧したい。
アカウントの英語は「account」
英語の「account」も、日本語と同じ意味があります。「アカウントを作る」は「create an account」と表現できます。
それ以外には「計算」や「勘定書」の意味もあります。ちなみに、計算をする人=会計士のことは、「accountant」といいます。
さらに、「顧客」や「取引先」という意味もあります。BtoBビジネスにおける法人営業担当のことを「アカウントマネージャー」といいます。アカウントマネージャーとは、取引先の対応をする役割であり、この意味に由来しています。
アカウントはコンピュータでもビジネスでも登場
アカウントの基本的な意味は、インターネット上のサービスを使うときの「権利」や「会員証」をイメージするとわかりやすいです。また、アカウント=「ID」+「パスワード」という構成も覚えておきたいところです。他に一語で言い換えられる言葉もないため、このまま覚えてしまいましょう。
それ以外にも、ビジネスでは「顧客」の意味でアカウントという言葉を使うケースもあります。マーケティングに携わる場合は頭の片隅に置いておくと役立つかもしれません。