「アテンダント」の意味は?ホテル、電車、スーパーでの仕事、英語表現、言い換えも紹介

「アテンダント」とは「付添人」「接客係」のこと

「アテンダント」という言葉を聞くと、飛行機の中で接客してくれるキャビンアテンダントが真っ先に思い浮かぶと思います。このように、接客業では「接客係」を指しますが、「付添人」の意味もあります

本記事では、「アテンダント」の英語とカタカナ用語での意味や使い方だけでなく、類語、似た言葉との違いなどもわかりやすく紹介します。

「アテンダント」の英語は「attendant」

「アテンダント」は英語で「attendant」と表記し、次の意味をもつ単語として使われています。

・接客係
・案内係
・係員
・従者
・付添人
・不随する
・付き物のの
・付き添いの

「attendant」を使った熟語もいくつか紹介しておきます。

・I am the attendant.
(私は案内係です。)
・attendant nurse
(付き添いの看護婦)
・birth attendant
(助産師)
・attendant ato a hotel
(ホテルの接客係)
・attendant circumstances
(付帯状況)

日本においての「アテンダント」とは

日本においての「アテンダント」は、主に接客を仕事をする職種の名称に使われています。ここでは、「〇〇アテンダント」「アテンダント〇〇」と呼ばれている職業についていくつかピックアップして紹介します。

アテンダントスタッフ

「アテンダントスタッフ」は、「付き添って世話をする人」の意味で、主に「接客係」を指しており、百貨店などの化粧品売り場の美容部員、電車内の車内販売員がこのように呼ばれています。詳細な仕事内容は各社ごとで決められているので、「アテンダントスタッフ」の仕事内容が固定されていることはありません。

アテンダントナース

「アテンダントナース」とは、ツアー旅行、学校の修学旅行などに付き添い、参加者の健康面をサポートする職業を指します。交代要員はおらず、医師の同行もないため、現場での判断が必要になる、責任重大な仕事です。

状況によっては24時間体制になってしまうこともあるため、給与は日当で支払われるのが一般的です。

鉄道アテンダント

新幹線などの鉄道内で、ワゴンサービスを行う乗務員を「鉄道アテンダント」といいます。新幹線以外の特急車両でも同様のサービスが行われますが、鉄道の種類によってさまざまな名前がつけられています。

【グリーンアテンダント】
JR東日本の普通列車(東海道線・横須賀線・総武快速線・湘南新宿ライン・宇都宮線・坂崎線・常磐線・上野東京ライン)のグリーン車に乗務しています。
【グランクラスアテンダント】
東北・北海道新幹線と北陸新幹線で、新幹線のグリーン車よりもハイクラスの車両を担当しています。
【奥津軽トレインアテンダント】
津軽鉄道に乗車し、沿線を含めた奥津軽の広域的な観光PRや特産品などを観光客の方紹介しています。

ホテルアテンダント

ホテルに宿泊する人に対しての接客を行う人を「ホテルアテンダント」といいます。また、その中でも、ホテルの玄関でお客様を出迎え、荷物をもってフロントや客室までの案内を担当するアテンダントを「ベルアテンダント」と呼ぶ場合があります。

スーパー内のアテンダント

スーパーの店内において、お客様の対応をするスタッフを「アテンダント」といいます。店舗によって、総合カウンターの中のスタッフのみを指す場合もあれば、レジカートアテンダント、セルフレジアテンダントなど、それぞれの場所を担当するスタッフ別に名称を分けていることもあります。

アテンダントペイ

ゲームセンターのメダルゲームで、大規模な当選により、クレジットが一定数を超えた場合、ゲーム機からはメダルが支払われず、店舗スタッフから渡されます。このような支払い方法を「アテンダントペイ」といいます。

「キャビンアテンダント」は和製英語?!

「アテンダント」の中で多くの人が思い浮かべるのは「キャビンアテンダント(cabin attendant)」だと思います。しかし、この呼び名は日本だけで使われる、どちらかといえば和製英語に近いものとなっています。

英語圏では、「キャビンアテンダント」が通じないわけではありませんが、航空機の客室乗務員は、「フライトアテンダント(flight attendant)」もしくは「キャビンクルー(cabin crew)」といいます。

「アテンダント」の使い方・例文

「アテンダント」は職種として使われることがほとんどです。

例文

・子供の頃に宿泊したAホテルのアテンダントに憧れていたので、就職ではAホテルを第一希望にしている。
アテンダントナースは大変だが、やりがいのある仕事だと感じている。
・キャビンアテンダントを目指すため、英語を猛勉強し始めた。

「アテンダント」の類語・言い換え

「アテンダント」は職種の名前につけられることが多いので、「付添人」「接客係」以外にもさまざまな言い換え表現があります

「アテンダント」の言い換え表現

・乗務員
・接客係
・世話係
・添乗員
・乗客係
・付人
・随行員
・乗組員
・お供
・付き添い
・従者 など

また、カタカナの職種としては、パーサー、ツアーコンダクタ、ドアマン、ドアボーイなどがあります。

「アテンダント」に似た言葉との違い

「アテンダント」に似た言葉で「アテンド」や「アテンション」がありますが、意味はどのように違うのでしょうか。

アテンド

「アテンド」には、複数の意味があります。

・付き添って世話をすること
・接待すること
・付き添うこと

「アテンダント」も「アテンド」も、もとは英語の「attend」で、「アテンダント」は名詞、「アテンド」は動詞です。つまり、意味もほぼ同じといいえます。

しかし、日本語の中においては動詞の「アテンド」にも「~する」をつけて使うことが多いです。

例文

・専務のアメリカ出張にアテンドすることになった。
・今回の発表会は部長にアテンドしてもらった。

アテンション

「アテンション」とは、ビジネスシーンにおいては、主に「注意・留意(りゅうい)・注目」を指しています。言葉は似ていますが、相手のサポートをする要素をもっている「アテンダント」とは意味が異なります。

例文

アテンションを引く広告でないと消費者の目にとまらない。
アテンションを高める努力をすれば、ミスは減るだろう。

各業界の「アテンダント」を正しく理解しよう

広い意味で、接客をする仕事に「アテンダント」という名前がついています。しかし、業界によって仕事内容はさまざまなので、仕事を検討する際は、就いてから後悔しないよう、正しく理解したうえで決めるようにしましょう。