カンファレンスの意味とは?ミーティングとの違いは?英語の語源や関連語もご紹介

カンファレンスとは「会議」のこと

カンファレンスとは、簡単にいうと「会議」のことです。しかし、会議を意味する言葉として「ミーティング」もあります。どんな違いがあるのかすぐに説明ができない方もいるのではないでしょうか。

今回は、カンファレンスという言葉の意味や使い方をはじめ、語源となっている英語、他の類語との違いも解説していきます。

カンファレンスの意味

カンファレンスの意味を語源となった英語とともにお伝えします。どのような意味が根幹にあるのか確認しましょう。

語源は英語の「conference」

もともと「話し合い」の意味を持つ「confer」に、「こと」の意味を加える「ence」が組み合わさってできた言葉です。つまり、話し合うこと=カンファレンスとなります。

会議を行う、会議を催すと表現したいときは「hold a conference」といいます。

カンファレンスとはどんな会議?

カンファレンスという言葉を最もよく使う分野は医療や福祉です。医師や看護師以外にも、薬剤師、理学療法士、臨床検査技師など、いろいろな職種が集まって患者さんの検討会を行うときにカンファレンスといいます。

その機関の体制にもよりますが、数名〜10名くらいで集まって会議を行います。目的別に「術前カンファレンス」などの名前がついていることも多いです。なお、医療現場では「カンファ」と略します。

ビジネスシーンでカンファレンスというと、より大規模な会議となります。スポーツの世界では協議会のことをカンファレンスと表現することもあります。

カンファレンスの使い方・例文

カンファレンスは「会議」の意味があるので、日本語の「会議」に置き換えるだけで意味は通ります。

例文
・明日の15時からカンファレンスを開くので参加をお願いいたします。
カンファレンスには300名が参加した。

カンファレンスとミーティングの違い

カンファレンスとミーティングは、会議であることは共通しているものの、いくつか違いがあります。医療機関のカンファレンスは特殊な位置づけとなるため、ここではビジネスにおける両者の違いを比較します。

参加人数、規模の違い

ビジネスシーンでカンファレンスといえば数十人、数百人が参加する規模の大きなものとなります。

一方、ミーティングは日常的に行われる打ち合わせのことで、大きなイベントというよりは、ちょっとした話し合いや認識のすり合わせなどを主な目的とします。数名で行う会議や打ち合わせもミーティングとして成立します

会場やセッティングの違い

ミーティングは日頃から行う小規模なものであるため、社内の一室、オフィスの一角など、ちょっとしたスペースで行うことも多いです。

それに対してカンファレンスは規模が大きくなるため、社内に会場がなければ、外部の会議室をレンタルすることもあります。プロジェクターやマイクなどもセッティングし、形式ばったものとなります。

カンファレンスの関連語

カンファレンスという言葉のあとに、別の単語を組み合わせた用語もいくつかあります。関連語として頭の片隅に置いておきましょう。

カンファレンスセンター

その名の通り、カンファレンスを行うための施設のことです。カンファレンスセンターと名のつく施設では、大小さまざまな会議室が用意されており、時間や日数などに応じて利用料を払えば使用することができます。社内の研修や会議はもちろん、各種セミナーや説明会などでも用いられます。

カンファレンスコール

iPhoneの機能であり、複数の人と同時に通話ができる電話会議システムのことです。ZoomやSkypeなどでは複数人での通話を経験したことがある方もいるでしょう。iPhoneのカンファレンスコールでは、通常の通話アプリで電話をかけて「+通話を追加」を押すと、他の人を通話に加えることが可能となります。

また、企業が四半期ごとに決算報告を電話会議で行うこともカンファレンスコールといいます。決算の説明会をアナリストや投資家などに向けて広く行います。

カンファレンスリーグ

サッカーのリーグ戦で、クラブチームが参加する国際大会のことです。

カンファレンスには目的を意識して参加しよう

カンファレンスは、重要な事柄に関する話し合い、情報共有、課題解決のためのディスカッションなどを目的に開催します。

ミーティングとは違った雰囲気であり、準備にも時間を要するものとなるため、ぜひ目的を意識しながら参加してみましょう。