コンシューマーとはどんな言葉?
コンシューマーの意味は、「一般消費者」「最終使用者」です。
コンシューマーの類語は「ユーザー」。対義語は「メーカー」です。「プロフェッショナル」や「ビジネス」などが対義語として使われる場合もあります。
コンシューマーを英語で表すときは、「consumer」を使用してください。
コンシューマーとはどんな意味?
コンシューマーは次の意味をもつ言葉です。
・最終使用者
コンシューマーは、最終的に商品やサービスを利用する一般消費者のことです。お金を払ってそのものを購入していない人でも、そのものを消費したならばコンシューマーに含まれます。
例えば、次のようなものがコンシューマーになります。
・Cさんが道端で配布されていた試供品の缶コーヒーをもらって飲んだなら、Cさんは缶コーヒーのコンシューマー
・Dさんがコンビニでトイレを借りてトイレットペーパーを使ったなら、Dさんはトイレットペーパーのコンシューマー
・Eさんが犬用のおやつを買ってきて愛犬のポチに食べさせたなら、ポチがペットフードのコンシューマー
コンシューマーとカスタマーの違い
カスタマーの意味は「顧客」「得意先」「取引先」。自社の商品やサービスをお金を払って購入してくれる人や企業のことです。
先ほどのコンシューマーの例を使って、カスタマーを考えてみると次のようになります。
・Cさんが道端で配布されていた試供品の缶コーヒーをもらって飲んだ場合は、お金を払って商品を入手した人物はいないのでカスタマーはいない
・Dさんがコンビニでトイレを借りてトイレットペーパーを使った場合、トイレットペーパーを備品として購入したコンビニがトイレットペーパーのカスタマー
・Eさんが犬用のおやつを買ってきて愛犬のポチに食べさせた場合、Eさんがペットフードのカスタマー
IT分野でのコンシューマーとは?
IT分野でのコンシューマーの意味は、「一般消費者」「最終使用者」です。
また、低価格で販売されている個人向けのパソコンを意味する言葉としても使われています。この意味のコンシューマーには、入門用のアプリケーションがあらかじめインストールされた状態で、販売されているものも多くあります。
「個人向けのパソコン」の意味でのコンシューマーの対義語は、「プロフェッショナル(業務向け)」や「ビジネス(法人・事業者向け)」です。
コンシューマーは英語だと?
コンシューマーを英訳するときは、「consumer」を使います。
・消費するもの
・食物連鎖の消費者
・消費用の、消費者の
・(軍用に対して)民生の
「consumer」は、軍用の対義語としての「民生用」という意味で使われることもあるのが、カタカナ語のコンシューマーとの違いです。英語から日本語に訳すときには気をつけてください。
コンシューマーの使い方を例文で学ぼう
コンシューマーの意味がわかったら、次はカタカナ語としての使い方を例文でイメージしてみましょう。
・5Gネットワークが普及することで、コンシューマーの映像コンテンツの楽しみ方に変化が起こるといわれている。
・コンシューマー用のコンテンツを充実させる。
・自宅時間が長くなった今年、コンシューマー向けのデバイスが例年よりも多く発表された。
覚えておきたいコンシューマーの関連語
コンシューマーには、ほかの言葉とくっつけて熟語として使われている関連語もたくさんあります。それぞれの意味もおさえておきましょう。
コンシューマーの類語・言い換え表現
コンシューマーの類語は「ユーザー」。「商品の利用者」「商品の最終需要者としての使用者」という意味のカタカナ語です。
コンシューマーの対義語
コンシューマーの対義語は「メーカー」です。
「製造業者」「製造元」という意味。トラブルメーカーのようにほかの言葉とくっつけて、「物事をつくりだす人」の意味で使われる場合もあります。
コンシューマーの意味を正しく理解しよう
コンシューマーは、「一般消費者」「最終使用者」という意味をもつカタカナ語。ビジネス以外にパソコンやゲームなどプライベートでも接する機会が多い分野で使用される言葉のため、しっかり覚える必要があります。
コンシューマーと対になって用いられる可能性のある、「カスタマー」や「メーカー」「プロフェッショナル」「ビジネス」などもセットで頭に入れて、これらを自信を持って使えるようになりましょう。