インフルエンサーとは「影響力がある人」のこと
インフルエンサーといえば、SNSなどでたくさんのフォロワーがいる人のこと。影響力を持った人のことをインフルエンサーといいます。
今回は、そもそもインフルエンサーという言葉にはどんな意味があるのか、語源から解説します。また、類語・言い換え表現・例文などもわかりやすくご紹介します!
インフルエンサーの意味
まずはインフルエンサーの意味を解説します。言葉に対する基本的な理解を深めていきましょう。
インフルエンサーの語源
英語の「influence」が語源であり、これは「影響」という意味を持ちます。デザイン(design)をする人はデザイナー(desiner)といった具合で、最後に「er」をつけて「◯◯する人」の意味の単語にすることがあります。インフルエンサーは「influencer」というスペルで、「影響を与える人」の意味になります。
インフルエンサーとは
影響を与える人物をインフルエンサーといいます。インフルエンサーといえば、インターネットやSNSで大きな影響力を持つ人を指すことが多いです。インスタグラムでフォロワーが多数いる人、ブログでファンがたくさんいる人などを指します。
ただ、広い意味では人々の思考や行動に影響を与える人物のことであるため、有名人、モデル、専門家、スポーツ選手なども含むことがあります。
基本的にはSNSやブログでファンやフォロワーが多数いる人気者というイメージを持っておきましょう。
インフルエンサーに関するQ&A
フォロワーが具体的に何人以上いれば、インフルエンサーといえるのか。インフルエンサーになったらどんな仕事をするのか。収入は…?
インフルエンサーに関して、いろいろと気になる疑問があるかもしれません。Q&A形式でお伝えしていきます。
インフルエンサーの仕事内容は?
企業から依頼を受けて、商品やサービス、店舗などの紹介を行う仕事内容が主になります。商品の写真を撮ったり、実際に利用した感想を添えたりします。また、日頃からフォロワーを獲得したり、維持したりするために、SNSやブログなどで商品やサービス、店舗には直接関係のない投稿をすることも求められます。
インフルエンサーのフォロワーは何人以上?
フォロワーが何人以上ならインフルエンサーという明確な決まりはありません。しかし、フォロワーの数によって影響力のレベルも変わってきます。次のような分類が一般的な目安となります。
トップインフルエンサー(50万人〜or100万人〜)
マクロインフルエンサー、ミドルインフルエンサー(10万人〜)
マイクロインフルエンサー(1万人〜)
ナノインフルエンサー(〜1万人)
一番フォロワーが少ないナノインフルエンサーでも、フォロワーが数千人いることが目安として求められます。フォロワーが数百人レベルであれば、インフルエンサーとは言い難いです。
インフルエンサーの収入はどれくらい?
インスタグラムにおけるインフルエンサーは「インスタグラマー」といいます。この場合、企業から商品やサービスのPRをする依頼を受けると、だいたいフォロワー1名あたり1円を目安に広告収入が入るとされています。フォロワーが10万人いる場合、1投稿で10万円ほどの収入が発生する計算になります。
インフルエンサーが稼げるのはなぜ?
企業はSNSやインターネットを活用した宣伝、マーケティングに力を入れるようになってきています。
美容、トラベル、グルメ、ECなど、インフルエンサーに得意ジャンルがあることも珍しくありません。その分野に関心のあるユーザーへのPRが効果的に行えるため、企業がお金を出し、インフルエンサーは広告収入を受け取るという仕組みになっています。実際、「インフルエンサーマーケティング」という言葉もあるほどです。
インフルエンサーが活躍できる媒体って?
インフルエンサーは、インスタグラムだけでなく、他にも次のような媒体で活躍することができます。
・Youtube
・TikTok
・ブログ
・LINE など
他にも、マイナーな動画投稿サイトなどでも影響力があればインフルエンサーということができるでしょう。
インフルエンサーの類語・言い換え
インフルエンサーには、まったく同じ意味の言葉はありません。しかし、共通するニュアンスを持つ言葉、少し似ている言葉は存在します。日本語で言い換えると「人気者」などがありますが、ここではカタカナ語を中心に見ていきます。
カリスマ
カリスマとは、人々の心をキャッチするような強い魅力や、そうした魅力がある人のことを指します。もともとは「神の賜物」という意味のギリシャ語に由来しているため、超人的な資質というニュアンスも含まれます。
例えば、人並外れた技術と人気がある美容師を「カリスマ美容師」と呼ぶことがあります。また、タレントなどに対しても用います。
インフルエンサーは影響力がある人であるのに対し、カリスマは人気があり卓越した何かを持っている人というイメージになります。
アンバサダー
もともとは「大使」のこと。会社のブランドに対する認知を向上させるための役割を担う顔となる人を指します。売上を伸ばしたり、ブランドイメージを一新したりする目的で起用されます。
アンバサダーは、インフルエンサーとは異なり、SNSやインターネット上の宣伝に加え、CMに出たり、イベントで登場したりします。商品自体を企業とともに考案、開発するケースもあります。
エバンジェリスト
英語で「evangelist」と表記します。もともとは宗教などの伝道師という意味を持ちます。現在は、例えば「テクニカルエバンジェリスト」というと、技術の伝道師を指します。つまり、自社の技術に関することを社内外に広める役割を担う職業のことです。
インフルエンサーの使い方・例文
・女性インフルエンサーとコラボして、新商品を開発・PRしていくこととした。
インフルエンサーは広く浸透してきている言葉
インターネットやSNSの普及とともに、情報収集やマーケティングのあり方も変わってきました。インフルエンサーという言葉は、今は広く浸透してきている言葉の一つです。乃木坂46の曲名にも「インフルエンサー」があるほどです。この機会に覚えておきましょう!