エトセトラとはどんな意味?英語と日本語の書き方、類語、反対語を解説

エトセトラとは「その他いろいろ」のこと

エトセトラとは、何かを羅列したあとで「その他いろいろ」という意味になる言葉です。日本語でも会話や文章の中で登場することがありますが、書き方にはルールがあるため、知っておきたいところです。

この記事では、エトセトラの意味、英語表記、類語、対義語について解説します。あいまいだったエトセトラの使い方をこの機会にマスターしましょう。

エトセトラの意味

エトセトラはフランス語の「et cetera」が語源です。読み方は「エトセトュラ」となり、日本語とは少し違いがあります。エトセトラの意味は次の通りです。

・その他いろいろ

・その他もろもろ

・〜など

・〜等々

エトセトラは、会話でも文章でも使用することができます。ただ、実際には会話だと「など」といった表現になることが多く、エトセトラは文章の中で使用する方が浸透しています。

エトセトラの日本語・英語の書き方

エトセトラと記したいときは、「etc.」という略語を使うことができます。カタカナで「エトセトラ」とそのまま書く機会はあまりなく、ほとんどは「etc.」の形で登場します。最後に「.(ドット)」を加えるのを忘れないようにしましょう。

また、「etc.」の前には日本語の場合は「、(読点)」を、英語の場合は「,(カンマ)」をつける書き方が正式です。

【日本語の例】

画用紙、絵の具、ビーズ、落ち葉、ワイヤー、刺繍糸、etc.

【英語の例】

egg, milk, tomato, mushroom, etc. 

上記のような形で「etc.」をつけると、「〜など」と書くのと比べて体裁が引き締まる場合も多くあります。

ちなみに、大文字でETCと記載すると、高速道路や有料道路の料金支払所の意味となるので書き方を混同しないようにしましょう。

エトセトラの類語

エトセトラは「その他いろいろ」という意味。これと同じ意味となる言葉はありませんが、似たニュアンスを持つカタカナ語に「アナザー」があります。

【アナザー】

他の、もう一つの

エトセトラは「その他いろいろ」というように、その他あるいろいろなものをひっくるめた言葉です。それに対して、アナザーは「他の」という一つのものを指す点で違いがあります。

例として、アナザーストーリーといえば、「もう一つの物語」の意味になります。映画や漫画などの登場人物に関連した別の物語などについて用います。

エトセトラの対義語

エトセトラの対義語を挙げるとすれば、「メイン」が挙げられます。

【メイン】

主要な、主な、中心

「その他」は何か中心となるものがあり、それ以外の部分を指す言葉です。エトセトラの反対語は、中心という意味の「メイン」といえます。

エトセトラの使い方・例文

例文
・この福袋の中には、ルームウエア、ルームソックス、インナー、エトセトラが入っています。
・お客様にアンケートをとったところエトセトラの回答が多い。
・海外旅行に必要な持ち物は、パスポート、スマホ、財布、搭乗券、マスク、エトセトラだ。

エトセトラを使いこなそう

エトセトラは日常生活で時折目にする、耳にする機会があっても、なかなか意味を掘り下げて整理するチャンスは少ない言葉でしょう。「etc.」という略とともに、使い方をマスターしておくと役立つ場面があるかもしれません。