ディスカッションとはどんな意味?類語との違いは?英語や進め方もご紹介

ディスカッションとは「議論」のこと

ディスカッションという言葉はすっかり日本語にも浸透していますが、意味としては「議論」となります。意外とわかりにくいのが「ディベート」との違い。また、ディスカッションにも種類や進め方があります。

この記事ではディスカッションの意味、英語、類語から進め方までご紹介していきます。

ディスカッションの意味

ディスカッションには「議論」や「討論」の意味があります。テーマを決めて、参加者が自由に意見を出します

ディスカッションを行う目的は、さまざまな意見を取り入れてよりよい結論を導き出すことです。単に話し合いをして終わりではなく、何かしらの問題解決につながるような内容にする必要があります。

ディスカッションの英語

ディスカッションの語源は英語の「discussion」です。日本語の意味と同様に「議論」や「討論」の意味を持ちます。「ディスカッションをする」と表現したいときは次の2パターンが使えます。

「ディスカッションをする」

・have a discussion

・discuss

「discussio (議論)」という名詞を使った表現と、「discuss(議論する)」という動詞を使った表現があります。ビジネスシーンで英語を使う可能性がある人は覚えておいて損はありません。

ディスカッションの進め方

ディスカッションのやり方、進め方にはある程度決まったパターンがあります。何か議論をする際は次のような基本をおさえておくといいでしょう。

ディスカッションの種類

まず、ディスカッションの種類としては2つのスタイルが挙げられます。

グループディスカッション

複数のグループに分かれ、グループ単位で議論する。

パネルディスカッション

パネラーまたはパネリストと呼ばれる人を設け、その代表者を中心として議論を進めていく。進行役が参加者の意見を拾いながら進める。

ディスカッションを進行するポイント

あるテーマに沿った議論をするため、テーマの設定は必須となります。簡単に結論が見えてしまうようなテーマはディスカッションに適していません。話し合う意味があるようなテーマ選定が大切です。司会や書記などの役割も決めておきます。

また、参考となる情報が何もない状況では議論が活発になりにくいため、必要な情報や論点を整理したディスカッションペーパーを用意しておく方法もあります。議論に要する時間短縮にもつながります。

そして、限られた時間内に議論を終えて結論を出すための時間配分も大切です。タイムキーパーも設けるなど工夫することも効果的です。

ディスカッションの類語

ディスカッションと似た言葉に「ディベート」があります。ディベートとディスカッションでは意味が異なります。ディスカッションもディベートも、テーマに沿って議論する点は共通しています。しかし、ディベートの場合は「賛成派」と「反対派」に分かれて議論する点に違いがあります。

ディベートという言葉には「議論」のほかにも「論争」の意味合いもあり、2つの立場に分かれて話し合うことが特徴となります。

ディスカッションの使い方・例文

例文
・SDGsを意識した食育についてディスカッションを行った。
・A社とB社で新しいプロジェクトについてオンラインディスカッションを実施した。
・このディスカッションを通じて、これから取り組むべき課題とその解決方法が整理された。

ディスカッションは効果的に進めよう

ディスカッションという言葉の意味は知っていても、どんな種類があるのか、進め方のコツは何か、ディベートとの違いは何かなど、細かいところまでは意識したことがなかった方もいるでしょう。

ディスカッションについて知り、実施する機会があったときは効果的に進めてみましょう!