ギミックとはどんな意味?ゲーム、音楽、ビジネスでの例文、言い換えも紹介

「ギミック」とは「仕掛け」「からくり」のこと

世の中で販売されている商品の中には、「このボタンを押すと、蓋が開く仕掛けになっている」「キャップを後ろに指すと、持ち手が長くなります」など、さまざまな仕掛けがほどこされているものも多く存在しますよね。このような、仕掛けのことを「ギミック」といいます。しかし、ただ「仕掛け」というのではなく、「あ!このようになってるのか!」と、ちょっとした驚きもありつつ、人の興味を引くようなものを指す場合が多いです。

本記事では、日本語として使われている「ギミック」の意味や使い方のほか、英語での意味、類語、言い換えなどもわかりやすく紹介します。

「ギミック」の英語は「gimmick」

ギミックは英語で「gimmick」と表記し、次のような意味をもつ単語として使われています。

【名詞】
・(不正な)仕掛け、からくり
・(巧みに作られた)道具
・(宣伝などの巧みな)戦略
・(隠されている)落とし穴
【他動詞】
・巧妙な仕掛けを用いる

日本でカタカナ用語として使われている「ギミック」は英語が語源となっていますが、前述の内容を見てもわかるように、多彩な意味をもつ言葉なので、日本語に訳すのが難しい単語の一つといわれています。なお、複数形は「gimmicks」です。

・kindergarten-style gimmick(こどもだましの仕掛け)
・sales-promotion gimmick(販売戦略)
・accounting gimmick(不正会計)
・I found an internal accounting gimmick.
(社内の経理的なギミックを見つけてしまった。/社内の不正会計処理を発見した。)

日本語においての「ギミック」とは

商品を手にした人が、「こんな仕掛けになってるのか」「このように動くのか」と驚いたり、興味をひいたりするような仕掛けやからくりのことを「ギミック」と呼んでいます。また、分野ごとに若干ニュアンスの違いがあるので、それぞれの意味や使い方についても解説します。

①ビジネスシーンでのギミックとは

ビジネスシーンにおいては、消費者の目を引くような「ギミック広告」、CM、ポスターなど、主にマーケティング分野で使われています。他社を上回るギミックを取り入れることが売上アップに繋がるため、リサーチやアイデア力も重要です。

例文

・他社にはないギミック広告ができそうなのに、予算が足りなくなってきた。
・細かいギミックを散りばめたCMが話題になっている。

②アパレル業界でのギミックとは

アパレル業界においては、ファッションを幅広く楽しむための、次のような仕掛けを「ギミック」と呼んでいます。

アパレル業界でのギミックの例

・裾を折り曲げ膝の部分のスナップに留めるとロングパンツがハーフパンツになる。
・ジャケットの袖を外すとベストとして使える。
・ジャケットの起毛の裏地を取り外すと春物のジャケットとして使える。 など

例文

・このジャケットは、衿、袖、裏地が取り外せるなど、いくつものギミックが取り入れられているので、ほとんどの季節で使える便利な1着だ。

③ゲームでのギミックとは

ゲームの世界にあるギミックとは、ゲームを有利に進めたり、プレイヤーを妨害したりする、さまざまな仕掛けのことを指します。

例文

・このゲームは、思わず課金してしまいたくなるほどギミックが多いので、なかなか先に進まない。

④おもちゃ業界でのギミックとは

ロボットのパーツを組みかえると車になる、数字の順番に並べていくと一つの絵になるなど、おもちゃ業界にもたくさんにギミックがあります。中でも、大人もアッと驚くのは、さまざまな仕掛けのものがある、手品用の道具ではないでしょうか。

例文
・手品が趣味というわけではないのに、ギミックが面白すぎで思わずこの商品を買ってしまった。

⑤音楽・映像業界でのギミックとは

音楽制作をする際、車に関する曲であれば、クラクションや走行音を入れる、広さを表現したい場合にはエコーを効かせるなどの特殊な効果や演出を「ギミック」といいます。また、映像の世界では、「SFX」とも呼ばれている、実際のものが使えない宇宙やほかの惑星でのシーン撮影に使われる特殊な手法も「ギミック」です。

例文

・この曲はギミックがたくさん使われているようで、聞けば聞くほどいろんな発見があり面白いと思う。

「ギミック」の類語・言い換え

「ギミック」を日本語で言い換える場合は、次のような言葉が使えます。

「ギミック」の言い換え表現

・からくり
・からくり装置
・仕掛け
・仕組み
・手口
・特別仕様
・限定仕様 など

そのほか、カタカナ用語の類語としては「トリック」があります。

「ギミック」と「トリック」の違い

トリックには、「たくらみ」「騙すための手段」といった意味の言葉で、非現実的なことを本当にあるかのように撮影する「トリック撮影」を指す場合もあります。

「ギミック」は、何かしらの仕掛けがあることがわかっているものですが、「トリック」は、人を騙すための仕掛けになるので、見破ることができない場合があるといった点で違いがあります。

【番外編】ほかにもこんな「ギミック」がある

「ギミック」はさまざまなところで使われていますが、次のような商品も、実はギミックなんです。

ギミックケーキ

ギミックケーキとは、切ると中からフルーツやチョコなどが出てくる仕掛けになっているケーキで、発祥はアメリカとされています。
(参考:cake’jp ギミックケーキ

ギミックリング

ギミックリングとは、分解すると2本のリングになる、リングの裏側に刻印があったり宝石が埋まっていたりする、回転させカレンダーとして使えるなど、さまざまな仕掛けが施されたリングのことをいいます。
(参考:amazon ギミックリング

ギミックを用いたジュエリーはリングだけではなく、ペンダントもあるので、興味のある人は「ギミック ジュエリー」でぜひ検索してみてください。

あっと驚く「ギミック」で注目を集めよう

日常生活で何気なく使っている商品の中にも意外と多くのギミックがあるものですが、通常は、「仕掛け」や「からくり」と表現するほうが多いかもしれません。しかし、カタカナ用語が頻繁に使われる現代では、「ギミック」と呼ぶ場合もあるので、意味や使い方は覚えておくと便利です。また、ビジネスにおいては、他社にはない「ギミック」を取り入れることで会社の業績アップにもつながることが多いので、特にマーケティングや開発に携わる人は言葉の意味や内容はしっかり覚えておきましょう。