サブスクライブの意味とは?ITサービスごとに異なる意味も解説

サブスクライブとはどんな言葉?

サブスクライブの意味は、「定期購買する」「利用登録する」「配信登録する」「会員登録する」です。

類語は、「定額制サービスを契約する」「サブスクリプションを利用する」「フォロー」。対義語は、「買い切り」「アンサブスクライブ」です。

英語で表すときは、「subscribe」を使います。

サブスクライブとはどんな意味?

サブスクライブは、次の意味をもつカタカナ語です。

サブスクライブ
・定期購買する
・利用登録する
・配信登録する
・会員登録する

商品やサービスを購入する話でサブスクライブを使う場合、買うのは品物そのものではなく一定期間特定のものを見たり、聞いたり、食べたり、使用したりする「権利」です。1回購入して終わりの買い方ではなく、月額が生じます

「利用登録する」「配信登録する」「会員登録する」の意味で用いられているときは、無料と有料、どちらの場合もあります。

サブスクライブの例

例えば、次のようなことがサブスクライブです。

・雑誌や本の読み放題、アニメや映画の見放題など、定額の使い放題サービスの契約をする
・家具や家電、自動車、洋服などを毎月定額でレンタルできるサービスの契約をする
・雑誌や新聞の定期購買の契約をする
・牛乳配達など食べ物の定期購買の契約をする
・月会費を払うスポーツジムに会員登録する

サブスクライブは継続的な利用を約束すること

サブスクライブは一回利用して終わりではなく、ある程度の期間継続的に利用し続ける前提でものやサービスを買ったり、登録したりするときに使う言葉です。

どの程度の期間を一単位として契約するのかは、サービスによって変わります。月単位で契約し、やめたいときにすぐにやめられるものと、数ヶ月や年単位の契約になっていて、やめたいと思ったときにすぐ解約できないものがあるので注意が必要です。

トラブルを避けるため、サブスクライブする前に契約の期間や条件の確認をしてください。

IT分野でのサブスクライブとは

IT分野でのサブスクライブは、「サブスクリプション型サービスに登録して利用する」という意味で使われます。

サブスクリプションとは「サブスクライブすること」という意味。両者の違いはサブスクライブは動詞で、サブスクリプションはその名詞形であることです。

サブスクライブを「定期購買する」の意味で使う場合、サブスクリプションは「定期購買」を意味します。また、サブスクライブが「登録する」の意味なら、サブスクリプションの意味は「登録」になります。品詞が違うだけで、意味はほぼ同じですね。

IT分野では、個々のサービスによって何をサブスクライブと呼ぶのかが変わってきます。代表的なサービスでのサブスクライブの意味をみてみましょう。

Steamでのサブスクライブとは

Steamのサブスクライブの意味は、「MODを購入する」

Steamは、PC用のゲーム配信プラットフォームです。Steamで買ったゲームは、登録アカウントに紐づけされています。インターネット環境があり、Steamをインストールしてあるパソコンがあれば、どのパソコンからでも自分で購入したゲームで遊べます。

Steamのゲームは、MODを追加購入し改造することができます。MODは、有志のプレイヤーが製作した、ゲームに新たな要素を加えより楽しく遊べるようにするためのものです。

SteamのMODは無料のものや、任意の寄付を求めているもの、有料のものなどいろいろあります。「MODを購入する」がサブスクライブの意味ですが、無料で入手できる場合も多いです。

Twitchでのサブスクライブとは

Twitchは、Amazonが運営するゲーム配信に特化した動画配信サービスです。

Twitchでのサブスクライブは、「課金して動画配信者を支援すること」を意味します。Twitchの登録、配信、視聴は無料です。しかし、サブスクライブは料金が発生します。

サブスクライブの料金は月額5ドル、10ドル、25ドル、更新間隔は1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月から選択可能です。

サブスクライブは配信者の収入になるので、サブスクライブすることで好みの動画を配信してくれる配信者を直接支援できます。

また、サブスクライブすることで配信中の広告非表示、専用スタンプの使用など、配信をより楽しめる特典も得られます。

Twitterでのサブスクライブとは

Twitterでのサブスクライブは、Twitterの月額制サブスクリプションサービス「Twitter Blue」に登録することを意味します。

「Twitter Blue」の利用料は、ウェブから登録する場合月額980円、iOSアプリから登録した場合月額1380円。iOSアプリからの登録の料金が高く設定されているのは、手数料がプラスされるためです。

「Twitter Blue」にサブスクライブできるのは、作成から90日以上経過しているTwitterのアカウント。サブスクライブするときに電話番号の認証を受けることが必要です。サブスクライブ後にツイッターの審査にパスすると、アカウント名の右側に「Twitter Blue」に登録していることを示す青いチェックマークが表示されます。

「Twitter Blue」にサブスクライブすると青いチェックマークのほか、ブックマークしたツイートを管理できるブックマークフォルダや2GB、60分までの動画のアップロードなど、登録者限定の機能を使えるようになります。

TikTokでのサブスクライブとは

TikTokでのサブスクライブは、自分好みの配信をしている配信者を月額制サービス「LIVEサブスクリプション」を使って登録し、金銭的に支援することです。

料金は、ブラウザとアプリどちらから登録するか、毎月自動更新で支援するか、1ヶ月だけにするかによって変わります(月額550円~730円)。登録ユーザーが支払った金額のなかから毎月一定の金額の報酬が配信者に支払われます。

サブスクライブすると、登録者バッジがユーザーアカウント名の横に表示され、自分のコメントを目立たせることができます。登録者バッジは更新を続けることで成長していくので、古参アピールも可能です。

配信者がカスタムデザインした限定エモート(ライブセッションを盛り上げるスタンプのようなもの)を使えるようになったり、登録ユーザー限定のチャット機能を使用し、より近い距離で配信者と会話できるようになったりします。

YouTubeでのサブスクライブとは

YouTubeでのサブスクライブの意味は、チャンネル登録することです。

動画の最後や画面の右下などに表示される「Subscribe」ボタンを押すだけでサブスクライブできます。また、YouTubeのサブスクライブは無料です。

サブスクライブすると、投稿者が新しい動画を投稿したときに、すぐ通知を受け取れます。

サブスクライブの使い方を例文で学ぼう

サブスクライブの意味がわかったら、次はカタカナ語としての使い方を例文でイメージしてみましょう。

例文
・お菓子をサブスクライブできるサービスを提供する。
サブスクライブしたのに、MODが自動ダウンロードされないときの対処法を紹介する。

サブスクライブの類語・言い換え表現

サブスクライブの類語は、「定額制サービスを契約する」「サブスクリプションを利用する」「フォロー」です。

このうちの「フォロー」は、「後に続く、見守る、支援する」などの意味をもっています。YouTubeの「サブスクライブ」の意味に近いカタカナ語です。

例文
・音楽配信系の定額制サービスを契約する。
・車のサブスクリプションを利用する人が増えている。
・好きなアイドルのアカウントをフォローする。

サブスクライブの対義語

サブスクライブの対義語は、「買い切り」「アンサブスクライブ」です。

買い切り
【意味】
サブスクライブの対義語として使うときの意味は、「一括払いですべての商品を買い取る」

【例文】
買い切り型ゲームは、出費を抑えてお得に遊びたい人に人気がある。

アンサブスクライブ
【意味】
登録解除。サブスクライブしたものをやめること

【例文】
魅力のないサービスは、アンサブスクライブされてしまう。

サブスクライブは英語だと?

サブスクライブは英語で表すと、「subscribe」と表記されます。

subscribe
・寄付する
・署名する
・(署名して)同意する
・(定期的なサービスに)申し込む、加入する
・予約をする
・定期購読する
・会員登録する

複数の意味をもつ単語なので、訳すときには注意してください。

上手にサブスクライブしよう

サブスクライブの意味は、「定期購買する」「利用登録する」「配信登録する」「会員登録する」です。

サービスによって有料であったり無料であったり、契約の条件が違ったりします。気になるサービスがみつかったら、詳細を確認したうえでサブスクライブしましょう。