プロダクツの意味とは?プロダクトとの違いは?使い方をわかりやすく解説

プロダクツとは「製品」のこと

ビジネスやマーケティングの世界では浸透している「プロダクツ」という言葉。ビジネス会話では「製品」ではなく「プロダクツ」という言葉を使った方が格好がつく場合もあります。

この記事では、プロダクツの意味や使い方を確認していきましょう。

プロダクツの意味

プロダクツとは「製品」や「生産物」を意味するカタカナ語です。単純に「製品」という場合と比較して、その製品がもたらす便益を意識させるような表現です。物のように有形の製品だけでなく、サービスやソフトウェアなども含みます。

「いい製品を作る」よりも「いいプロダクツを作る」という方が、世の中や消費者のニーズを意識したニュアンスになります。

また、製品そのものを指すのが一般的ですが、製品に付随するサービスを含めてプロダクツという場合もあります。

プロダクツとプロダクトの違い

プロダクツとプロダクトは英語で次のように表記します。

・プロダクツ(products)

・プロダクト(product)

英語の語源からみると、単数形か複数形かという点が大きな違いです。日本語の場合、単数形のプロダクトの方が浸透している傾向にあります。

両者はあまり区別されていませんが、強いていえば、一つの商品を示す場合はプロダクト、複数の商品を示す場合はプロダクツというように使い分けることもできるでしょう。

プロダクツの関連用語

プロダクツという言葉を含む用語がいくつかあります。日本語では馴染みのない用語が中心ですが、ブランド名に使用されているケースもあるため、確認しておきましょう。

スタンダードプロダクツ

「スタンダード」は「標準」の意味を持ちます。スタンダードプロダクツといえば、「定番商品」や「標準品」を指します。

また、ダイソー生まれの「Standard Products」というブランドがあります。300円を中心とした価格設定で、通常のダイソーと比べると少し高級な雰囲気があります。

デイリープロダクツ

デイリープロダクツとは「乳製品」という意味。デイリーは「毎日の」を意味する「daily」ではなく、「酪農」という意味を持つ「dairy」に由来します。日本語では馴染みがありませんが英語では浸透しています。

プロダクツの使い方・例文

例文
・革新的なプロダクツを世の中にどんどん打ち出していきたい。
プロダクツの概要を記載した新しいパンフレットを作成するため、まずは製品の強みを整理しよう。
・今回開発したプロダクツが普及することによって、人々の健康増進に寄与するだろう。

プロダクツは知っておきたいビジネス用語

プロダクツはそれほど難しいカタカナ語ではないため、会話の中で理解することはもちろん、自身でも使いこなしていきたいところです。

「製品」を「プロダクツ」に置き換えるだけで、そのものがもたらす便益を含んだニュアンスにさせることができます。