ハイブリッドワークとは「複数の働き方を組み合わせること」
ハイブリッドワークとは、オフィスワークとテレワークを組み合わせるなど、複数の働き方を採用したワークスタイルのこと。近年は働き方のスタイルを柔軟に考えていく傾向があります。
コロナ禍においてテレワークが急速に拡大した背景があり、ハイブリッドワークの導入企業も増えています。この記事ではハイブリッドワークの意味をはじめ、メリットや課題についても解説します。
ハイブリッドワークの意味
ハイブリッドワークとは具体的にどんなワークスタイルを指すのか確認しましょう。
ハイブリッドワークってどんな働き方?
ハイブリッドワークでは、業務内容によって働く場所を柔軟に変えることができます。今日は自宅でもできる業務だからテレワーク、明日は対面でアポがあるからオフィスワーク、といった具合です。
週のうち2日は自宅やカフェで仕事をして、残りの3日はオフィスに出社して仕事をするといったことも可能になります。
単に出勤時間、退勤時間の自由度が増すフレックスタイム制とは異なり、働く場所、働き方が複数になるという点がポイントです。
ハイブリッドワークの英語
ハイブリッドは英語で「hybrid」と表記します。意味は「異なる種類のものの組み合わせ」となります。
ハイブリッド車といえば、エンジンと電気で駆動するタイプの車です。ハイブリッドワークといえば、複数の働き場所を組み合わせた仕事のあり方ということになります。
ハイブリッドワークのメリットと課題
どのような物事にもメリットとデメリットがあるものですが、ハイブリッドワークに関しても同様です。しかし、ハイブリッドワークが持つ課題は工夫次第で対処できる余地もあります。
ハイブリッドワークのメリット
ハイブリッドワークでは、生産性の向上が期待できます。業務内容や状況に応じて働く場所を変えられるので、例えば集中したいときは自宅で黙々と作業をする、といった選択ができます。
フルリモートと比較してコミュニケーションをとる機会も設けられるため、互いに動きが見えやすく、バランスがいいという利点もあります。
また、働きやすい環境を提供することによって、優秀な人材を獲得しやすくなります。給与よりも働きやすさを重視する人が増えている昨今、ハイブリッドワークを実現できることは大きな強みとなります。
ハイブリッドワークの課題
勤怠管理が複雑になり、仕事ぶりが完全に見えなくなるという課題もあります。しかし、目標管理や工程管理ができるツールも増えており、グループウェアなど便利なコミュニケーションツールも存在します。ハイブリッドワークの課題やデメリットに対応するための環境整備は必要になるでしょう。
ハイブリッドワークの使い方・例文
・ハイブリッドワークを取り入れることで従業員の満足度向上を目指す。
・ハイブリッドワークというワークスタイルが急速に浸透しつつある。
ハイブリッドワークは時代に合ったワークスタイル
働き方改革、ワークライフバランスといった言葉も広まり、コロナ禍でテレワークが一気に浸透し、ワークスタイルは変化してきています。
ハイブリッドワークは、フルリモートとは違ったバランスの良さがあり、柔軟性を確保しながら生産性を高めることにつながる可能性があります。時代に合ったスタイルといえるでしょう。