語彙力とは？語彙力を鍛える方法はある？正しい意味、使い方英語、言い換えも紹介

「語彙力」とは「言葉・単語の知識と使いこなす力」のこと

「語彙力」とは、その人がもちあわせている言葉や単語の知識と、それらを使いこなす能力のことをいいます。つまり、いろいろな言葉を知っていても、それを上手に使えないと、語彙力があるとはいえません。

本記事では、「語彙力」の意味や会話での使い方だけでなく、「語彙力」を鍛える方法、英語、言い換え表現などについてもわかりやすく紹介します。

「語彙力」の読み方・意味

「語彙力」の読み方は「ごいりょく」です。「語」には「単語」や「言葉」、「彙」には「同類のものを集める、またはその集まり」という意味があります。

つまり、「語彙」は「単語や言葉の集まり」で、「力」がつくことで、その人がもちあわせている言葉や単語の知識と、それらを使いこなす能力を表す言葉になります。

「語彙力」の使い方・例文

「語彙力」は、「言葉を知っている」「言葉が使いこなせる」「能力を鍛えたい」などを表現する際に、次のように使われます。

「語彙力」を鍛える方法

今現在多くの言葉を知らない人でも、努力次第で「語彙力」を上げることは可能です。ここでは、語彙力UPに有効な方法をいくつか紹介しておきます。

方法その①：読書をする

多くの言葉に触れる方法として、たくさんの文字が並んでいる本を読むという方法はとても効果的です。学術本などの難しい本でなくても、普段は使わない言葉がたくさん出てくるでしょう。しかし、三日坊主では意味がありません。そのためにも楽しく読み続けられる本を見つけ、読書を継続することが大切です。

方法その②：意味がわからなければ調べる

新聞、雑誌、テレビ、本の中、会話などで、意味のわからない言葉が登場することがありますよね。その場合、「わからない」で済ませず「どんな意味？」と調べる癖をつけましょう。自分で調べ、納得した言葉は頭に残りやすい。つまり、言葉の知識が増えるわけです。

また、調べるだけでなく、自分自身で単語帳をつくり、書き留めておくと、さらに記憶に残りやすいのでおすすめです。

方法その③：言葉を置き換えてみる

すぐに頭に浮かぶのは、日頃から使い慣れた言葉や簡単な言葉でしょう。しかし、語彙力を鍛えるためにも、言葉が頭に浮かんだら、それを口に出す前に、ほかの言葉に置き換えが可能か考える癖をつけてみましょう。

たとえば、「勉強する」であれば、「学ぶ」「学習する」「知識を身につける」などがあります。このように、ほかにはどんな言い方ができるか考えたり、言い換え可能な言葉を調べる習慣をつけると、自然と語彙力が上げることができます。

方法その④：アプリを使う

スマホやタブレットが普及している現代では、語彙力診断や語彙力を鍛えるためのアプリが複数存在します。ゲーム感覚でできるものもあり、楽しみながら学べるのでおすすめです。

「語彙力」や「語彙」で検索すると簡単に見つけられますが、漢字が苦手で小学校レベルの語彙から学びたい人には「語彙力診断」「小学生手書き漢字ドリル1026」がおすすめです。どちらのアプリも、iPhone、Android、両方のユーザー向けに公開されています。

そのほか、大人として知っておきたい語彙を学びたい人は「知らないと恥ずかしい大人の語彙力（Android）」、「大人の語彙力検定（iPhone）」があるので、興味のある人は試してみてください。

「語彙力」の類語・言い換え表現

「語彙力」をほかの言葉で言い換える場合、覚えている単語量が多いということで「語彙量」と表すこともできます。そのほか、「言葉をよく知っている」「知識がある」といった意味合いの日本語も使えるので、例をあげておきます。

「語彙力」の英語表現

「語彙力」を英語で表す場合「vocabulary」を使います。会話の中で「ボキャブラリーがある」「ボキャブラリーが足りない」などの使い方をすることがありますが、この「ボキャブラリー」を日本語にすると「語彙」なんです。

「語彙力」を上げて表現力豊かになろう！

多くの言葉を知るのは簡単なことではありません。しかし、世の中のさまざまな情報を正しく理解したり、相手に自分の思いを正確に伝えたりするためにも、いろいろな言葉を覚えるのはとても有効です。今からでも遅くはないので、語彙力を上げて、豊かな表現ができるようになってください。