エッセンシャルワーカーとはどんな人?意味と職種を簡単に解説!

エッセンシャルワーカーとは「必要不可欠な労働者」

コロナ禍でよく見聞きするようになった言葉の一つに「エッセンシャルワーカー」があります。2020年の新語・流行語大賞にもノミネートされているほど、認知度が高まっている言葉です。

エッセンシャルワーカーとは、どんな人のことを指すのでしょうか?あなたの職種は該当するのでしょうか?

この記事では、エッセンシャルワーカーの意味について簡単にご紹介します。

簡単に!エッセンシャルワーカーの意味

エッセンシャルワーカーは英語で表記すると「essential worker」となります。エッセンシャル’(必要不可欠な)+ワーカー(働き手)を組み合わせてできた言葉です。

簡単にいうと、日常生活を送るために絶対に必要な職業がエッセンシャルワーカーです。「社会機能維持者」と言い換えるケースもあります。

コロナ禍では多くの企業や店舗で休業やテレワークの形を取りました。しかし、日常生活に必要不可欠な医療や福祉の現場、食料品店、保育所などは閉めるわけにいきません。このように生活を維持するために不可欠な職業の総称がエッセンシャルワーカーなのです。

エッセンシャルワーカーとはどんな仕事?職種は?

エッセンシャルワーカーの代表的な職種としては、次のようなものが挙げられます。

【エッセンシャルワーカーの具体例】

・医療従事者

・介護・福祉関係者

・小売・販売業者(スーパーなど)

・交通・物流関係者

・教員・保育士

・インフラ事業者

・行政サービス

・農業・漁業関係者 など

なお、エッセンシャルワーカーかどうかを判断する際には、次のような基準を用いることがあります。

・オフィスワークが可能か、不可能か

・テレワークが可能か、不可能か

先にご紹介したエッセンシャルワーカーは、オフィスワークとテレワークは難しいことが多いでしょう。

一方、デザイン業、マーケティング業などは、オフィスワークやテレワークも可能と思われます。そして、それがなければ人々が日常生活を送れないわけではありません。そうした場合は、エッセンシャルワーカーではないといえます。

美容師や理容師はエッセンシャルワーカーのようにも思えますが、緊急時・非常時には髪を結んだり、セルフカットしたりする方もいます。必要不可欠かどうかの判断が分かれる仕事もあるでしょう。

コロナ禍で注目!エッセンシャルワーカーのメリット

コロナ禍において、店舗への休業要請が出たり、外出自粛によって売上が減少したり、経営的に苦しい思いをしている企業も少なくありません。デリバリー関係、通信販売、インターネット関連など、逆に追い風となった企業もあります。

エッセンシャルワーカーは感染症を含む社会情勢の影響を受けにくいことがメリット。コロナ禍で人気が高まっており、求人募集も多いです。将来的にコロナとは別に不測の事態が生じたときにも重宝されるメリットがあります。

エッセンシャルワーカーは対面で人と接することが多く、テレワークが難しいため、コロナ禍では感染リスクもあります。ただ、職種によって異なる部分もあります。コロナ病棟で働く看護師と、長距離トラックの運転手では感染リスクは異なります。

エッセンシャルワーカーの使い方・例文

例文
エッセンシャルワーカーが濃厚接触者となった場合の自宅待機日数を短縮させることを決めた。
・高校生の職業選択ではエッセンシャルワーカーの人気が高まっている。

エッセンシャルワーカーにチャレンジ!

エッセンシャルワーカーは、インセンティブがたくさんつくような華やかな職業は少なく、どちらかというと堅実な仕事が多いです。一方で、感染症が流行しても、世の中が不況に陥っても、なくなる可能性が低いという大きな強みがあります

就職や転職、パートを考えている方で、安定的な収入を得たい方はエッセンシャルワーカーを視野に入れてみてはいかがでしょうか。