プロバイダとは「インターネットに接続するサービスの提供者」のこと
プロバイダは、インターネット関係の話題で耳にすることがある言葉。インターネットを使うときに契約するところというイメージをお持ちの方も多いかもしれません。
プロバイダとは、簡単にいうとインターネットに接続するためのサービスを提供している事業者のこと。ソフトバンクやNTTなどはプロバイダといえるのか、この記事でチェックしていきましょう!
プロバイダの意味とは
プロバイダの意味をもう少し詳しく見ていきます。インターネットに接続するために必要なことについて知識が身につくと、今後新たに契約する際にもスムーズになるでしょう。
プロバイダって?
プロバイダとは、インターネットサービスプロバイダ(ISP)の略です。インターネットに接続するサービスの提供を担うため、「接続事業者」と飛ばれる場合もあります。
日本のプロバイダは数百社あり、その中から選択することになります。プロバイダはインターネットへの接続ができるようにする役割を担いますが、それ以外にもメールアドレス、ホームページスペースの提供などを行っている会社があります。
プロバイダと回線事業者の違い
インターネットを使うためには、プロバイダ以外にも回線事業者とも契約します。プロバイダと回線は混同されやすいですが、役割に違いがあります。
プロバイダ:
インナーネットに接続する(例:OCN、Yahoo!BB、@niftyなど)
回線事業者:
インターネットの回線を提供する(NTT東日本・西日本、KDDI、ソフトバンクなど)
回線自体を提供するのか、それに接続するサービスを提供するのか、それぞれ担う役割があります。両方と契約をしなければインターネットを使用することはできません。
ただ、ソフトバンク光などは回線と接続の提供がセットになっているため、一つの会社と契約するだけでインターネットの利用が可能となります。
プロバイダの英語
プロバイダは英語で「provider」を表記します。英語の「provide」には「提供する」の意味があり、それが派生した「provider」は「提供者、供給者」となります。
日本語のプロバイダと同じように、インナーネットに接続するためのサービスを提供してくれる業者を指します。
ただ、それ以外にも何かを提供する会社や人を指してプロバイダというケースがあり、一概にインターネット接続を担う業者だけを意味するわけではありません。
ちなみに、医療では「ヘルスケアプロバイダ」という言葉があります。医療を提供する人を指します。特定の手技などを提供できる人を「◯◯プロバイダ」と呼ぶ例も。
あなたのプロバイダを確認する方法
普段、インターネットが問題なく使えていれば、プロバイダを改めて確認する必要には迫られないかもしれません。
しかし、引っ越しなどで契約をし直す場合には、やはりどこのプロバイダと回線事業者を利用しているのか、下記の手がかりから調べることになります。
・契約書
・請求書
・引き落とし情報(銀行通帳、クレジットカード明細など)
・プロバイダからのメール
インターネット回線事業者がわかれば、そこのサポートセンターに問い合わせて教えてもらうことも可能です。
プロバイダ責任制限法を簡単に
プロバイダ責任制限法とは、インターネット上(Webページや電子掲示板)の情報によって、権利の侵害があったとき、発信者の情報開示を請求することができる権利について定めたものです。
【権利の侵害】
・名誉毀損
・誹謗中傷
従来は権利を侵害するような情報がインターネット上で流通しても、当事者間で解決するしかありませんでした。
しかし、この法律によって一定要件を満たせば、プロバイダが発信者が誰なのか調べて情報を伝えることができるのです。名誉毀損や誹謗中傷の被害にあったときに泣き寝入りするのではなく、この法律をもとに解決に向けて動くことができるでしょう。
プロバイダの使い方・例文
・A社がプロバイダ部門の満足度1位を獲得した。
・プロバイダ業者からホームページ作成の案内が届いた。
プロバイダは今の時代に知っておきたい言葉
インターネットが普及した今、プロバイダは知っておきたい言葉の一つです。プロバイダは、わかりそうでわからない、説明ができそうでできない言葉です。
回線を提供する業者とは別に、インターネットに接続するためのサービスを提供する事業者だということを覚えておきましょう。