モットーの意味・使い方は?言い換え・英語・例文もわかりやすく解説

モットーとは「心がけていること」のこと

「私のモットーは…」といった形で、会話の中でも登場することがある、モットーという言葉。モットーとは簡単にいうと「心がけていること」の意味。

モットーは個人が使うこともあれば、会社が使うこともあります。この記事では、モットーの意味や使い方を例文とともに確認します。語源や言い換え表現についてもマスターしておきましょう。

モットーの意味

まずはモットーの意味を日本語・英語に分けて確認。ひと言で表すと「心がけていること」となりますが、言葉の持つニュアンスについて理解を深めていきましょう。

日本語におけるモットーの意味

モットーとは、個人や団体の目標・信念・信条・行動指針・心がけていることなどを表現した短い言葉のことです。ある言葉を胸の内に掲げて、その言葉に則った行動をとるため、モットーが存在します。個人や団体における合言葉のようなものです。

モットーの語源や英語は?

モットーの語源はイタリア語の「motto」です。もともとはラテン語の「muttum」に由来しており、「発声」「ぶつぶつとつぶやく」といった意味を持ちます。

イタリア語の「motto」が英語でもそのまま使われるようになっており、英語にも「motto」という単語が存在します。意味は日本語と同じであり、「個人や団体の目標などを表す短い言葉」となります。

【英語表現の例】

交通安全の標語 motto for safe traffic

個人のモットー personal motto

モットーに採用される adopted as a motto

モットーの例を一覧でチェック

モットーは、就活や面接で聞かれることがあります。そのようなイベントに向けて準備しなければならないこともありますし、日頃から自分を戒める言葉として持っておくと行動や物事の捉え方に良い変化をもたらす可能性もあるでしょう。

ことわざや四字熟語などを選ぶ人が多いため、使えそうなものがないか次の一覧をチェックしてみてください。

【ことわざ】

継続は力なり

地道に続けて成果を積み重ねると、いずれ目標を達成する

 

失敗は成功のもと

失敗をしても、間違いを改善していくと、成功につながること

 

石の上にも3年

冷たい石の上に3年でもいれば温まってくる例えから、諦めなければ成果が得られること

 

井の中の蛙大海を知らず

自分がおかれている環境だけの狭い視野や価値観にとらわれ、多様な事実、世界を知らないこと

 

明日は明日の風が吹く

先のことは心配しても仕方がないので、なりゆきに任せて生きようという意味

【四字熟語】

有言実行

口に出したことを成し遂げること

 

臥薪嘗胆(がしんしょうたん)

目的を達成するため、成功を期待して苦労・苦心に耐え忍ぶこと

 

一期一会

相手との出会いを大切にすること

 

点滴穿石

水滴も長く落ち続けると石に穴を開ける例えから、小さな努力を積み重ねると、大きなことを成し遂げること

 

無私無偏

自分の利益だけを優先するのではなく、公平に行動すること

ことわざや四字熟語以外にも、誰かから聞いた言葉、本で覚えた言葉などをモットーにすることもできます。例えば「死ぬこと以外はかすり傷」などがあります。自分の価値観に合ったものをモットーにしてみましょう。

モットーの使い方・例文

例文
・私のモットーは「努力は人を裏切らない」で、この言葉を胸に何事にも努力するようにしています。
・弊社では「創造」をモットーにビジネスを展開しています。常に新しいものを生み出す意識を持っています。

モットーの類語・言い換え表現

モットーのように「心がけていること」の意味を持つ言葉は、他にも次のようなものがあります。

「モットー」の言い換え表現

・座右の銘
・標語
・スローガン
・格言

似たような意味はありますが、場面によってどの言葉を使うか傾向はあります。例えば、座右の銘は「自分の戒めとする言葉」なので個人が使います。標語・スローガンは企業や団体などが使うことが多いです。

格言とは、人間の生き方や真理を簡潔のまとめた言葉のことであり、「名言」に近い意味になります。

モットーは何か1つでも持っておこう

モットーを聞かれたとき、とっさには答えられない方もいるかもしれません。しかし、自分の中でしっくりくるモットーが1つでもあると、前向きになれたり、つらいことを乗り切れたり、仕事でパフォーマンスを発揮できたりする可能性もあります。

ぜひこの機会にあなたのモットーには何がふさわしいか考えてみてください。