アカウンタビリティの意味をわかりやすく!英語から使い方まで解説

アカウンタビリティとは「説明責任」のこと

「アカウンタビリティを果たす」といった表現が存在しますが、自信を持って意味を説明できる人はそう多くないかもしれません。

アカウンタビリティの意味は「説明責任」となります。

この記事では、アカウンタビリティの意味や使い方、英語について分かりやすく解説します。

アカウンタビリティの意味

アカウンタビリティとは、アカウンティング(会計)+レスポンシビリティ(責任)で成り立つ言葉です。意味としては「説明責任」となります。

アカウンタビリティは経営用語として用いられており、経営者から株主への経営状況や財務状況の説明を意味することが一般的です。

もともとは米国おいて国などが税金の使い道を説明する義務があるという考え方があり、それが企業と株主の間にも広がった形となります。

現在は、企業による情報公開だけでなく、さまざまな組織や団体において責任者が状況や結果を報告する必要があるとの考え方にも波及してきています。

医療・福祉におけるアカウンタビリティの意味は?

一般ビジネスだけでなく、医療や福祉の世界でもアカウンタビリティという言葉が使用されます。いずれも患者や利用者に対する説明責任の意味で用いられています。

医療であれば治療や処置に関すること、福祉であれば支援に関することを、対象者や家族に説明する責任のことを指します。

なお、治療の内容を説明して合意を得ることは「インフォームド・コンセント」といい、治療方針を医師から説明することは「ムンテラ」といいます。

アカウンタビリティの英語

アカウンタビリティは英語で「accountability」と表記します。意味は「責任」や「責任があること」となります。

・accountability of directors 取締役の説明責任

・accountability is the key 説明責任が鍵になる

・accountability for what I say 自分が言うことに対する責任

英語の意味は日本語と同じように「説明責任」となることもあれば、単に「責任」となることもあります。

アカウンタビリティとレスポンシビリティの違い

アカウンタビリティの類語として「レスポンシビリティ」が挙げられます。レスポンシビリティには「責任」「責務」「業務遂行責任」といった意味合いがあります。

レスポンシビリティといえば、上司から指示を受けた業務を遂行する責任や義務を指します。

アカウンタビリティの使い方・例文

例文
・この企業は透明性とアカウンタビリティを高い水準で生み出している。
アカウンタビリティの視点が欠けた決定となった。
・株主の立場では、企業にアカウンタビリティを果たしてほしいと感じる。

アカウンタビリティは仕事で重要な言葉

アカウンタビリティは、ビジネス、医療、福祉の分野で果たすべき説明責任のことです。仕事においては知っておくべき、意識しておくべき言葉といえます。アカウンタビリティという言葉の使い方をマスターしておきましょう。