イシューとは「課題や問題」のこと
イシューという言葉はビジネス用語として広く浸透しています。今やニュース記事などでも用いられるようになりました。
イシューとは簡単にいうと「課題」や「問題」のことですが、ニュアンスや使い方について理解しておく必要があります。
この記事ではイシューの意味や使い方、類語、関連用語について確認していきましょう。
イシューの意味を分野別に
イシューは主にビジネスで使用される言葉であるため、まずはその意味をおさえておきましょう。加えて、政治やディズニーにおける意味にも触れます。
ビジネスにおけるイシューの意味
ビジネスでは「課題」という意味合いで使われることが多く、ネガテティブにもポジティブにも使用します。他にも「論点」や「問題点」という意味合いになることもあります。
政治におけるイシューの意味
政治でもビジネスと同様に「課題」「問題点」「論点」の意味になることはあります。その他、一つの重要な政策、政治分野に基づいた政治のことを単一論点政治(ワンイシュー、シングルイシュー、ワンアイテム政治)と呼びます。
ディズニーにおけるイシューの意味
東京ディズニーリゾートでは「ショーイシューキャスト」という仕事があります。キャストに衣装の管理や貸し出しを行う仕事とされています。
また、コスチュームの簡単な修繕も担います。ショーに関するイシュー(課題)を担当するスタッフというイメージになります。
英語のイシュー(issue)には「論点」や「問題点」の他にも、「発行する」「(雑誌の)号」という意味があります。
イシューの類語・言い換え表現
イシューと似た意味を持つ言葉として、次の2つが挙げられます。
・プロブレム
・タスク
プロブレムには「問題」の意味があり、被害や損失、悪影響といったネガティブな意味となります。
タスクは「課題」という意味を持ちます。与えられた課題というニュアンスがあります。
イシューの関連用語
「イシュー」という言葉が含まれる用語は意外とたくさんあります。元になっている英語の意味から考えると、何を示すのか想像しやすいです。
クリティカルイシュー
課題や問題点の中でも、特に重要度が高い場合にクリティカルイシューといいます。クリティカル(critical)には「重大」や「致命的」といった意味があります。
ビッグイシュー
直訳すると「大問題」という意味ですが、ホームレスや生活困窮者が販売者となるストリート新聞の名称になっています。イギリスやオーストラリア、日本などで販売されています。
グローバルイシュー
グローバル(grobal)には「地球規模の」という意味があります。グローバルイシューとは、地球上の国や人間に影響を与える問題のこと。各国や人間が協力しながら解決していく必要があります。
ソーシャルイシュー
ソーシャル(social)には「社会的な」という意味があります。ソーシャルイシューといえば、「社会問題」のこと。グローバルイシューと共通する点もありますが、地球規模であることは必須ではなく、日本国内に限定した問題もソーシャルイシューといえます。
イシューの使い方・例文
・B選手が試合に出場できるかどうかが最も関心を集めたイシューだった。
・まずはイシューの洗い出しをして、次に優先順位をつけていこう。
イシューは意外と身近なカタカナ語
イシューという言葉は仕事やニュースなどでもよく登場します。さまざまな話題に関してイシューが使われるようになり、今や身近なカタカナ語となっています。ぜひこの機会に使い方をマスターしておきましょう。