ウィットに富むとはどんな意味?言い換え表現や例文、英語を解説

ウィットとは「機知や機転」のこと

ウィットとは「機知」や「機転」を意味する言葉。

「機知」は日常的にはあまり使わない言葉かもしれませんが、その場の状況に応じて素早く動くことができる知恵のこと。

今回はそんなニュアンスを持つウィットというカタカナ語について解説します。

「ウィットに富む」の意味

「ウィット」とは、ただ単に賢く優秀であるというよりも、機転やとんちがきくようなニュアンスになります。

「ウィットに富む」といえば、機転やとんちに溢れていることを意味します。

とんちの才能、頭の回転の速さ、理解力、知恵などがあるようなイメージとなります。「ウィットに富む」はポジティブな意味の褒め言葉として使われます。

「ウィットに富む」の英語

ウィットの英語は「wit」です。「wit」という英語には、「理解力」「知恵」「とんち」「知力」「機転」「とんちのある人」などの意味があります。

「ウィットに富んだ」といいたいときは「witty」で通じます。

・ウィットに富む言葉 witty saying

・ウィットに富む引用 witty quote

上記のように、英語でも名詞を形容することができます。

「ウィットに富む」の言い換え

「ウィットに富む」の言い換え表現

・機知に富む
・発想力豊か
・ユーモアが豊か
・エスプリが効いた

上記のような言い換え表現を用いることができます。このうち、エスプリとはフランス語が語源の「その場に合った発言ができる才能」を意味する言葉で、ウィットに似たニュアンスがあります。

「ウィットに富む◯◯」の例

「ウィットに富む」は「このストーリーはウィットに富んでいる」のように動詞として使えます。その他、名詞を形容して使用することもできるため、次の例を見てみましょう。

ウィットに富む人

ウィットに富む人といえば、機転がきき、とんちのきいた人のことを指します。頭の回転が速い、知的な応答が瞬時に出てくる、気の利いた返しができる、といったイメージになります。

ウィットに富む会話

ユーモアに溢れている会話、言い得て妙である会話などは、ウィットに富む会話といえます。単調な会話ではなく、うまい比喩を用いていたり、ユーモアを交えて的確に表現していたりする場合が当てはまります。

「ウィットに富む」の使い方・例文

例文
・この本のタイトルはもう少しウィットに富むと売れると思う。
・このショートムービーにはウィットに富む要素が多数盛り込まれている。
・Twitterでウィットに富む人を見つけた。

「ウィットに富む」を会話で使ってみよう

「ウィットに富む」という言葉は、話している相手が何か機転のきいたことを言ったときに、「ウィットに富んでいるね」などとコメントする際にも使えます。日常会話でも意外と使うチャンスはあるでしょう。ぜひ会話の中で使用してください。