フレームワークとはどんな意味?代表例や言葉の使い方をわかりやすく解説

 

フレームワークとは「枠組み」のこと

フレームワークという言葉はビジネスシーンでもよく耳にするようになりました。意味を聞かれても自信を持って説明しにくい言葉の一つかもしれません。

フレームワークとは、簡単にいうと「枠組み」のこと。何か問題解決や意思決定をしたりするときに「枠組み」に沿って整理する思考の型のようなものがフレームワークです。

フレームワークの意味

フレームワークとは、課題解決、意思決定、戦略立案など、思考が必要となる場面で考えを整理することを目的とした枠組みのことです。

例えば、「顧客を増やすにはどうしたらいいのか?」「これまでにない新しい商品を開発するにはどうしたらいいのか?」など、さまざまな疑問に対してフレームワークを使用することで思考が整理できます。

フレームワークは他の表現に言い換えるとしたら「枠組み」「骨組み」「構造」「構想」などが挙げられます。

ビジネスで使用するフレームワークの代表例

フレームワークには数多くの種類がありますが、ここではビジネスシーンにおいて使用頻度の高い代表例をいくつかご紹介します。

SWOT分析

Strength(自社の強み)、Weakness(自社の弱み)、Opportunity(機会)、Threat(脅威)の頭文字を取ったフレームワークです。自社のビジネスチャンスに気がついたり、想定できるリスクを抽出したり、プラス面とマイナス面に分けて整理できます。

MECE

漏れなく重複なく考えるためのフレームワークです。トップダウンアプローチでは、全体を見てから分類の枠を決め、要素を当てはめていきます。一方、ボトムアップアプローチでは先に要素を書き出し、分類して全体を整理していく方法です。漏れと重複をなくして物事を整理する際に役立ちます。

4P分析

4つのPの頭文字を取ったもので、Product(商品)、Price(価格)、Promotion(販促)、Place(流通)が含まれます。マーケティングの施策を考えるときによく使うフレームワークです。どんなプロダクトを、いくらで、どのような販促で、どうやって提供していくのかを考えます。項目ごとに強みと弱みが整理できます。

分野別に見るフレームワークの意味

ビジネスシーンでは思考を整理するための枠組みをフレームワークといいますが、他の分野では違ったニュアンスで使用されることがあります。

プログラミングにおけるフレームワーク

システムやアプリケーションを開発する際、必要な機能があらかじめ用意されており、枠組みが存在する場合にフレームワークといいます。また、枠組みとなるツールがフレームワークであるのに対し、簡単に使えるコードの集まりのことをライブラリといいます。

アパレルにおけるフレームワーク

アパレル業界でフレームワークといえば「FRAMeWORK」のことであり、これはアパレル企業のベイクルーズグループのセレクトショップ、オリジナルブランドのことです。

フレームワークの使い方・例文

例文
・新しい経営戦略を立てるにあたってフレームワークを活用する。
・ビジネスパーソンとしてフレームワークに沿って思考を整理するスキルを身につけておいて損はない。
フレームワークで整理した情報をそのままプレゼン資料で使用する。

フレームワークはビジネスで大活躍

フレームワークはロジカルシンキング、発想法といった要素が体系的にまとめられているものです。仕事で活用できる枠組み、テンプレートといった感覚でぜひ使いこなしてみてください。