アドインとはどんな意味?エクセルやOutlookでの追加方法やおすすめも

アドインとはどんな言葉?

アドインの意味は、アプリケーションやソフトウェアに後から追加できる機能のこと。または、そのような機能を追加するための手続きをいいます。

アドイン機能やアドインソフトを、略してアドインと呼ぶこともあります。

アドインの類語は、プラグイン、アドオン、拡張機能。

英語で表すときは「add-in」を使います。

アドインの意味は?

アドインは、次のような意味のカタカナ語です。

アドイン
エクセルやOutlookのようなアプリケーションやソフトウェアに、後から機能を追加できる拡張パッケージのこと。

または、その拡張パッケージを追加するための手続き。

アドインは、個人的な好みや必要性に合わせて機能やデザインをカスタマイズすることを目的に、そのソフトウェア専用に開発されています。

アドインには、最初からそのソフトウェアにつけられているものと、ダウンロードして付け加えるものがあります。

最初からついているものも、すべての人がその機能を必要とするわけではないため、設定しないと使えないようになっていることが多いです。

アドインは略語になることも

アドインは、次の言葉の略語として使われる場合もあります。

略してアドインになる言葉
アドイン機能:新しい機能を追加できるようにする機能

アドインソフト(アドインソフトウェア):アドイン機能をもつソフトウェア

アドインの英語は?

アドインの英語は「add-in」です。

add-in
アプリケーションなどの機能を拡張するためのモジュール

「add」は「追加する」や「加える」という意味で、「in」は「中に」。

「add in」で「~を参入する」「~を含める」という意味になります。

エクセルでのアドインとは

エクセルでのアドインとは、エクセルの機能を拡張するための、拡張パッケージのこと。

追加のやり方や、おすすめのアドインを紹介します。

エクセルでの追加のやり方

エクセルにアドインを追加するときは、エクセルを開いて次の順に操作してください。

ツールバーの「挿入」→「アドイン」→「アドインを入手」。

表示されるリストの中から、よさそうなものを選んで追加します。

おすすめのアドイン

エクセル用のアドインはたくさんありますが、次に紹介するものは、とくに便利なおすすめのアドインです。

ぜひ追加して使ってみてください。

RelaxTools
さまざまな機能をもつアドインが、180個以上も入っている使い勝手がいいアドインセット。

自由にメモ書きできる付箋を貼れるようになったり、判子を入れられたり、目次の自動生成ができたりする。

クリップスタンプ
日付印、代理印、三文判、丸印、角印の5種類の判子を作れるアドイン。和暦・西暦、フォント、枠色の選択が可能。

最初に紹介したRelaxToolsでは作るのが大変な、複雑で本物っぽいビジネス向けの判子を簡単に作ることができる。

クラシックスタイルメニューfor Office
最新のエクセルのツールバーを、「Office2003」のような機能が全部みえるツールバーにしてくれるアドイン。

隠された機能探しに面倒さを感じている人におすすめ。

Wikipedia
エクセルの使用中に、ウィンドウの切り替えなしに、ウィキペディアの検索をすることができるアドイン。

ウィキペディアからの引用も出典情報をつけて簡単に挿入できる。

Search the Web
エクセルを使っているときに、ウィンドウの切り替えなしにGoogle検索ができるアドイン。

検索結果をクリックすると、そのウェブサイトに飛ぶことができる。

People Graph
人に関する調査データを人や家、財布、時計などのアイコンを使って、わかりやすい表にしてくれるアドイン。

Outlookでのアドイン

もともとのOutlookにはつけられていない操作も、アドインを追加すれば可能になります。

追加のやり方と、おすすめのアドインを紹介します。

Outlookでの追加のやり方

Outlookでアドインを追加するときは、Outlookを開いて次の操作をします。

ツールバーの「アドインを入手」を選択→欲しいアドインの名前を検索のところに入力して「Enter」→出てきたアドインを「追加」→ダイアログボックスが表示されたら「続行」。

おすすめのアドイン

Outlookのアドインのおすすめは、次の3つです。

Outlook添付ファイルツール
クリップボード上の画像やテキストをウィンドウの切り替えなしにメールの作成画面上でそのまま保存し、添付ファイルにできるアドイン。
Proxy Manager
メインアドレス、サブアドレスの中から送信元にしたいアドレスを、簡単に選択してメールを送信できるようにするアドイン
Teams
Outlookと連携させて、Outlookの画面上でTeams会議のオファーが出せるアドイン。

利用者は、TeamsとOutlookのどちらのアプリからでも会議のセッティングや承諾、参加が簡単にできる。

アドインが表示されないときは

Officeソフトウェアは、デスクトップ版でないとMicrosoft社以外のアドインを使用できません。

ストアアプリ版やオンライン版のOfficeソフトウェアを使っている場合は、デスクトップ版に切り替える必要があります。

デスクトップ版を用いているのにアドインが表示されないときは、Windows10の場合、次の操作をしてください。

スタート→Cross Languageツール→Cross Languageアドイン設定→「アドイン連携設定」のウィンドウでアドインにチェックが外れていたらチェックを入れる→「設定」。

アドインを無効にするやり方

アドインを入れすぎるとアプリケーションが重くなり、動作不良を起こすことがあります。

不具合が生じたときは、使っていないアドインを無効にしてみましょう。

ファイル→オプション→アドイン→「管理」のウィンドウ下部に移動→「移動」ボタンをクリック→「COMアドイン」のダイアログボックスで無効にしたいアドインのチェックを外す→「OK」。

アドインを削除するやり方

アドインを追加してみたものの、まったく使わないというときには、削除するのもありです。

次の手順で削除できます。

スタート→設定→コントロールパネル→プログラムと機能→アンインストールするプログラム・アドイン選択→右クリック→アンインストール→はい→一覧から消えたことを確認。

アドインの使い方を学ぼう!

アドインの意味がつかめたら、次はアドインという言葉の使い方を例文でイメージしてみましょう。

例文
・無料のアドインを使用する。
アドインでエクセルの機能を増やす。
・アプリをエクセルにアドイン連携させる。

アドインの類語

アドインには、次のような類語があります。

アドインの類語
プラグイン:機能追加・拡張用のソフトウェア。ぷすっと挿し込んで中に機能を追加するからプラグイン

アドオン:機能追加用のソフトウェア。上に機能を乗せて追加するからアドオン

拡張機能:ウェブブラウザに機能を追加したり、管理したりする機能

若干のニュアンスの違いはありますが、これらの言葉はアドインとほぼ同じ意味になります。

話のなかで出てきたら、とりあえず機能を追加するんだなと理解してください。

アドインでソフトウェアをカスタマイズしよう!

エクセルやOutlookなどのOfficeソフトウェアには、アドインが多数提供されています。そのなかには無料で使用できるものもたくさんあります。

アドインはすべての人が必要とするようなものではありませんが、ピンポイントな「必要」に答えて機能を拡張してくれます。

アドインを便利と感じるかどうかは、人によって変わってくるので、気になるアドインをみつけたら試してみましょう。

使ってみて要らないなと判断したら削除できるので、気軽に追加できますよ。

ソフトウェアを自分が使いやすいようにカスタマイズすれば、仕事の効率も上がること間違いなし。アドインを使用してみましょう!