タスクとはどんな意味?タスク管理とは?意味や使い方、役立つアプリも紹介

タスクとはどんな言葉?

タスクの意味は、「果たすべきものとして割り当てられている仕事」や「小さな仕事の単位」です。

タスクを言い換えできるカタカナ語の類語はノルマ。日本語ならば、「作業」「仕事」「処理」「課題」「行動」も言い換えに使えます。

英語で表すときには、「task」を用いてください。

タスクの意味とは?

タスクの一般的な意味を確認しましょう。

タスク
果たすべきものとして割り当てられている仕事
・小さな仕事の単位

タスクはIT分野とビジネスでよく用いられています。しかし、上記で紹介した意味そのままではなく、ニュアンスを広げて、それぞれの分野で若干異なるものを指す言葉として使用されます。

IT分野でのタスク

IT分野でのタスクにはいくつかの意味がありますが、一般的によく使われているのは次の2つの意味です。

ソフトウェアが処理する作業の最小単位
コンピュータの使用者が、コンピュータに対して何かをするように「仕事」を命令すると、コンピュータは「仕事」を分割して、それぞれ別々の作業として処理する。この分割された最小単位の作業がタスク
実行状態にあるプログラム
スマホのアプリの話でよく使われる意味。アプリを開きすぎているとスマホが重くなり、動きが悪くなるため、不要なタスクは削除する必要がある

ビジネスでのタスク

ビジネスでのタスクの意味は、「一定の期間内に終わらせる必要がある仕事」です。

大きな仕事(プロジェクト)を完成させるために行う必要がある、小さな仕事をタスクといいます。

プロジェクトとタスクの例

新製品発表会というプロジェクトがあったとして、次のような作業がタスクになります。

・日時や会場の決定
・会場の予約
・招待客の決定
・招待状の郵送
・プログラム作成
・司会進行
・接客 など

ホームページを作るプロジェクトだったら、タスクは次のようなものが挙げられます。

・サーバーを用意する
・ドメインを用意する
・ホームページのコンセプトを決める
・ホームページに載せたい情報を整理する
・構成を考える
・写真素材やイラスト素材を用意する
・セキュリティ対策をする
・ホームページを制作する など

上記で紹介したようなタスクの一つひとつをさらに細分化して、より小さなタスクを考える場合もあります。

タスクは英語だと?

タスクを英訳するときには、「task」という単語を使います。

task
・つらくて骨の折れる仕事
・与えられた任務、課題
一定期間内に終えるべき仕事、職務
・重要な役割、目的
・コンピュータが処理する仕事の単位の意味でのタスク

英語の「task」は、「人に仕事を割り当てる」や「酷使する」など、動詞として使う場合もあります。

覚えておきたいタスク〇〇

IT分野とビジネスの分野でよく使われているタスクですが、どちらの分野にもタスクとほかの言葉を組み合わせて熟語にした「タスク〇〇」がたくさんあります。

どのような「タスク〇〇」があるのかみてみましょう。

タスクマネージャーとは

タスクマネージャーとは、パソコン上で動かしているプログラム(タスク)を管理するシステムです。動作しているプログラムを確認したり、それを停止させたりできます。

パソコンがフリーズしたときにタスクマネージャーを起動させれば、パソコンを強制終了させずにプログラムを終了させられます。

「Ctrl」と「Shift」を押しながら「Esc」を押すと、ショートカットキーでタスクマネージャーを呼び出せます。

タスクバーとは

タスクバーとは、Windows OSのパソコンを立ち上げたときに、画面下に表示される帯状の部分のこと。

左端のスタートメニューを開くマークから、右端の日付・時刻や「アクションセンター」アイコンのところまで伸びている、横長の帯状のものがタスクバーです。

タスクバーに表示されているアプリのボタンをクリックすると、簡単にアプリを立ち上げることができます。

よく使うアプリを簡単に起動できるようにタスクバーにピン止めしたり、使わないものを外したり、カスタマイズも可能。タスクマネージャーをピン止めすることもできます。

タスクスケジューラとは

タスクスケジューラとは、Windows OSに標準装備されているプログラムのひとつ。ユーザーが指定した一定間隔ごとや指定した時間に、指定したプログラムを動かしてくれます。

ファイルのバックアップやウィルススキャンなど、定期的に繰り返す必要がある作業を自動化できます。

タスクフォースとは

タスクフォースとは、緊急性のある特定の課題を迅速に解決するために、一時的に結成されるチームのこと。

失敗すると会社が危機的な状態に陥るような、重要度の高い問題を解決するために結成される場合が多いです。

タスクフォースは軍事用語でもあります。もともとは、特定の任務のために作られた「機動部隊」を意味する言葉だったのが、ニュアンスが広がりビジネスでも上記の意味で使われるようになりました。

タスク管理とは

タスク管理とは仕事をスムーズに進められるように、その仕事を完了させるために必要なタスクを洗い出し、それらのタスクを管理すること

タスクの重要度や緊急度を見極めて、優先順位をつけるのがタスク管理です。管理者にとっては、どのタスクをどの部下に割り振るか決めていくこともタスク管理になります。

ビジネスに役立つタスク管理アプリ

ビジネスで使えるおすすめのタスク管理アプリを紹介します。自分にあったアプリをみつけてみてください。

Microsoft ToDo
Microsoft ToDoは、マイクロソフトアカウントで自宅や外出先からでもアクセスでき、タスクをオンライン管理できるタスク管理アプリ
シンプルToDoリスト
シンプルToDoリストは、あえて必要最低限の機能のみを搭載した、ものすごくシンプルなタスク管理アプリ。スマホ操作が苦手な人にもおすすめ
Todoist
Todoistは、タスクの追加や優先順位付けが簡単にできるタスク管理アプリ。ほかのユーザーとプロジェクトを共有でき、タスクを分担したりコメントをやりとりしたりできる
ToDotto
ToDottoはスケジュールがひと目でわかり、タスクの追加や更新も簡単なタスク管理アプリ。ラベルやタグ付けをしておけば、タスクの検索をラベルやタグの分類からも行える
Wrike
Wrikeは多くのシステムやアプリと連携でき、機能が充実しているため、大規模プロジェクトにも対応可能なタスク管理アプリ。最大5人までは無料でも使用でき、使い方や規模に合わせてプランを選べる

これらのアプリはプライベートのタスク管理にも使えます。無料で使用できるものも多いので、気軽に試してみてください。

タスクの使い方を例文で学ぼう

タスクは、ビジネス会話にもよく登場するカタカナ語です。言葉の使い方を例文でイメージしてみましょう。

例文
・スタッフに割り振ったタスクの状況を確認する。
タスクに集中できる環境を作り、生産性をアップする。
・効率よくタスクを処理する習慣を身に着けることで、急な割り込み仕事に備える。
・時間を効率的に使えるように、タスクを可視化して無駄を省いた。
タスクマネージャーのディスク使用率が100%になっている原因を探り、不要なプログラムを削除した。

タスクの類語・言い換え

ビジネスでのタスクは、「ノルマ」に言い換えられる場合もあります。

「ノルマ」は、「一定時間内に完了させる仕事として、個人や集団に割り当てられる労働の基準量」のこと。

「あと3件契約が取れれば、今月のノルマを達成できる」のように使います。

MEMO
日本語ならば、「作業」「仕事」「処理」「課題」「行動」も言い換えに使える。

タスクをうまく管理して効率よく仕事をすすめよう

ビジネスでもプライベートの生活でも、毎日たくさんのタスクに埋もれているのが社会人の日常ですよね。

うまく管理して時間を効率よく使わないと、やるべきことや、やりたい事柄をやりきることができなくなってしまいます。

紹介したタスク管理アプリを活用するなどして、うまくタスクを捌けるようになりましょう。