ポテンシャルとは?ポテンシャルが高い人って?高める方法、英語、言い換えも紹介

「ポテンシャル」とは「潜在能力」のこと

「ポテンシャル」は、多くの場合は「潜在能力」の意味で使われています。しかし、違う意味で使われる分野もあるため、会話の内容を正しく解釈するためにも、意味はきちんと覚えておかなくてはなりません。

本記事では、「ポテンシャル」の主な意味や使い方のほか、違う意味で使われる分野、類語言い換え表現、英語表現もわかりやすく紹介します。また、ポテンシャルの高め方のポイントもお伝えするので、ぜひチェックしてみてください。

「ポテンシャル」の英語は「potential」

「ポテンシャル」は英語で「potential」と表記し、日本語でもほぼ同じ意味で使われています。

・潜在的な
・見込みのある
・可能性のある
・位置の
・電位の

英語圏においても、次のように「ポテンシャルがある」「ポテンシャルが高い」という表現をすることがあります

・I don’t think I’m capable, but she told me I have potential.
(自分には能力がないと思っているが、彼女はポテンシャルがあると言ってくれた。)
・He is a person of high potential.
(彼は高いポテンシャルの人間だ。)

ほかの意味での使い方も少し紹介しておきます。

・potential for expansion
(発展の可能性)
・It got potential.
(可能性が出てきた)
・prospect for potential client
(見込み客の将来性)

日本語においての「ポテンシャル」とは

「ポテンシャル」の語源は英語からきているので、日本語でもほぼ同じ意味で使われています。

ポテンシャルの意味

・潜在能力
・可能性としての力
・力を受けるエネルギー
・電位(二点の間に一定の電気量を運ぶのに必要なエネルギー)

ビジネスシーンや日常の中での「ポテンシャル」は、「潜在能力」を指すことが多いですが、物理に関連する勉強や仕事をしている人は「力を受けるエネルギー」「電位」を指す場合もあるので、注意しましょう。

また、物体に対し力が働き物体が移動すると、エネルギーが発生します。このような位置に関するエネルギーを「位置エネルギー」といいますが、「ポテンシャルエネルギー」とも呼ばれるので、関連付けて覚えておくと便利です。

「ポテンシャル」の使い方・例文

広く使われている「ポテンシャル」は「潜在能力」を指しており、「ポテンシャルが高い」「ポテンシャルを高める」「ポテンシャルを上げる」など、いくつかの決まったフレーズがあります。

例文

・今年は随分ポテンシャルが高い新入社員が入ってきたなぁ。
・この一年ポテンシャルを高める努力をした甲斐あって、企画部で社長賞をもらうことができた。
・開発スタッフ全員のポテンシャルを上げるを上げる努力をしないと、この先市場で生き残るのは難しくなってくるだろう。

「ポテンシャル」が高い人とは?

「あの人はポテンシャルが高い」という表現をすることがあると思いますが、「ポテンシャルが高い人」とはどういった人を指すのでしょうか。感じ方は人それぞれかもしれませんが、一般的に「ポテンシャルが高い」とされている人の特徴をまとめてみました

責任感が強い

仕事や何らかの役割を任された際、どんな困難があろうとも、問題点を改善しながら最後まで責任をもってやりとげる傾向にあります

性格が素直である

間違えたら誤る、自分のミスは言い訳しないなど、ポテンシャルが高いといわれる人は、素直の性格の持ち主であることが多いです。

積極的である

いろいろなことに興味があり、興味を示すだけでなく、その対象の事柄について自ら学んだり、知識を身に付けようと努力したりする積極性がある人が多いです。

行動力がある

ポテンシャルが高いといわれる人は、何かを計画したり、思いついたりした際、早い段階で実行に移すという行動力の持ち主です。たとえ名案が浮かんだとしても、発信する力がなければその場でたち消えてしまうので、この行動力はとても大切な要素です。

「ポテンシャル」を高める方法

「ポテンシャル」は潜在能力なので、今持ち合わせていなければどうしようもないとあきらめてはいませんか?しかし、そうではなく、自分自身の努力次第でポテンシャルを高めることは可能なんです。

方法その①:ポテンシャルが高い人のまねをする

「あの人ポテンシャルが高いなぁ」と感じる人はいると思います。そのような人の行動を観察し、できそうな部分だけでもまねをしてみましょう。少しでもその人に近づけるはずです。

方法その②:意思を強くもつ

ポテンシャルが高い人は、どんなに反対意見を言われても、正しいと思えば自分の考えは曲げません。今自分自身でポテンシャルが低いと思っているあなたは、人の意見に流される傾向にありませんか?勇気がいることかもしれませんが、思ったことを曲げない努力をしてみてください。

方法その③:思いついたら行動してみる

ポテンシャルが低い人は、何かいいことを思いついても、人に伝えたり、実行したりしない傾向にあります。反対意見がでることもあると思いますが、間違うことも成長のうえで大切なことです。思い切って行動に移す努力をしてみましょう。

方法その④:高すぎず引きすぎない目標をもつ

目標を一つずつ達成することは自信につながるので、積極的に行動できるようにもなっていきます。しかし、高すぎる目標では途中でやる気がなくなりますし、低すぎると達成感を味わうことができません。達成感を味わうためには、それなりの努力が必要な目標をたてるようにしましょう。

「ポテンシャル」の類語・言い換え

「ポテンシャル」を日本語で言い換える場合は、次の言葉が使えます。

「ポテンシャル」の言い換え表現

・潜在的能力
・潜在能力
・力を秘めている
・潜む力
・素質
・可能性
・見込み
・取り柄 など

また、「ポテンシャルがある」の場合はこのような言い換えが可能です。

「ポテンシャルがある」の言い換え表現
・可能性を秘めている
・可能性を秘める
・隠された力がある
・素質のある
・天分に恵まれる
・才能に恵まれる
・隠された才能をもっている
・ダイヤの原石の など

「ポテンシャル」は努力次第で高めることができる!

ポテンシャルは、低いよりも高いほうが仕事も日常生活も張り合いがでて楽しくなります。また、ポテンシャルの高さは生まれもったものというよりも、生活の中で上げていけるものです。自然に身に付くわけではありませんが、少しずつでも努力次第でポテンシャルの高い人になれるので、あなたもぜひ目指してみてください。