ブラッシュアップとは?日本語と英語の意味は違う?ビジネスにおける言い換えも解説

ブラッシュアップとは「さらによくすること」

ブラッシュアップとは、簡単にいうと現状を「さらによくすること」です。磨きをかけて向上や改善を図ったり、今よりもさらにいい状態にしたりすることをブラッシュアップといいます。

ブラッシュアップという言葉は日常会話でも使用できますが、特にビジネスシーンではよく登場します。何かと向上する、向上させることが求められるのが仕事だからです。

この記事でブラッシュアップとは何か確認しておきましょう!

ブラッシュアップの英語

ブラッシュアップは英語の「brush up」に由来する言葉です。英語で「brush」は磨くという意味。「brush up」で「磨き上げる」の意味になります。ブラシをかけるように何かを磨き上げるイメージです。

英語の「brush up」は錆びついたものや、失いかけているスキルを磨くというニュアンスになります。日本語では今あるものを「よりよくさせる」の意味になりますが、英語では錆びたものを磨くイメージになる点に違いがあります。ここは使い方に注意が必要です。

英語で「よりよくするために磨く」のニュアンスにしたいときは「refine」という動詞が使えます。これは「〜を洗練させる、向上させる」の意味がある単語です。

ブラッシュアップの日本語の意味

日本語のブラッシュアップは「さらによくする」の意味を持ちますが、別の言葉で説明すると次のようになります。

・磨きをかける

・錬磨する

・練り上げる

・洗練させる

・洗練させたものに改良する

・さらに高める

・上達させる など

今あるものやスキルをさらに高める、上達させる、洗練させるといったニュアンスを持つのが日本語のブラッシュアップです。もっといい状態にすることだったり、それを目指す行動だったりを指します。

ビジネスシーンでブラッシュアップというと、その人のスキルや経験に対して使うこともあれば、企画書などの資料、計画などが対象になることもあります。とにかく磨きをかけたいモノや人に対してブラッシュアップという言葉を使えます。

例文
・部長に昇進した田中さんは日頃からブラッシュアップを忘れずにスキルを上げてきた。
・この計画書の方向性はいいが、文章はブラッシュアップする必要がある。
・入社5年目ではまだまだブラッシュアップに努めるべきだろう。

ビジネスにおけるブラッシュアップの言い換え

ブラッシュアップと似た意味を持つ言葉に「スキルアップ」があり、ビジネスシーンではこちらに言い換えられることもあります。スキルとは能力や技術のことです。ブラッシュアップで磨き上げる対象の一つにもスキルは含まれます。

ブラッシュアップ:今あるモノ・コト・人をよりよくすること

スキルアップ:能力や技術を高めること

スキルアップは訓練や学習を通してスキルを高めるときにしか使えませんが、ブラッシュアップは幅広いものが対象となります。ちなみに、自分の経歴や職歴に磨きをかけることは「キャリアアップ」といいます。

ビジネスでは「ブラッシュアップ」「スキルアップ」「キャリアアップ」のように「◯◯アップ」という言葉が飛び交います。自分を磨き、高めることで、仕事への貢献度も上がりますし、昇進や年収アップのチャンスも増えるでしょう。

ブラッシュアップは仕事でも飛び交う言葉

よりよくすること、向上させることが常に求められるビジネスの場では、ブラッシュアップという言葉がよく飛び交うものです。自分のスキルを高めたり、資料や成果物の出来栄えをよくしたりすることで、ビジネスやキャリア上のチャンスも広がっていきます。ぜひブラッシュアップに対して高く意識を持っていきましょう!