プレゼンテーションとはどんな言葉？
プレゼンテーションは、「聴衆に対して情報を提示し、理解を得るための手段」です。
類語は、「発表」「提案説明」「企画提示」。
英語で表すときは、「presentation」を使います。
プレゼンテーションとはどんな意味？
プレゼンテーションは、次の意味を表すカタカナ語です。
プレゼンテーションは、視覚情報を重視しています。口頭での説明だけでなく、視覚に訴える情報をうまく使って伝えたい内容を聞き手に発表し、理解を促します。
聞き手に情報を理解してもらって終わりではなく、具体的な行動を取ることを決意してもらうのが目的。
省略して「プレゼン」といわれることが多いです。
プレゼンテーションの作り方・コツ
プレゼンテーションは、相手が抱えている問題の解決をお手伝いするという意識で行うのがコツです。作り方とポイントをみてみましょう。
聞き手のニーズに合わせた構成を考える
プレゼンテーションは、聞き手の知りたい情報を、聞き手の目線に立ち相手の理解度に合わせて説明するのが重要です。
自分の伝えたいことを話したくなりますが、聞き手が興味を持っていないことは、話しても聞いてもらえません。
事前に、聞き手の要望や悩みを聞き取る時間をしっかりともうけ、そのニーズに合わせた内容でプレゼンテーションの構成を考えてください。
冒頭で聞き手の気持ちを引き寄せる
プレゼンテーションの冒頭で、「なぜ？」と「聞き手が得られる利益」を提示し、聞き手の気持ちを引き寄せましょう。
「なぜこのプレゼンテーションを聞いたほうがいいのか」、「このプレゼンテーションを聞くとどんないいことがあるのか」を話すことで、この先のプレゼンテーションに対する聞き手の興味や関心を高められます。
要点をしぼった説得力のある説明を心がける
プレゼンテーションは、相手が知りたいことに要点をしぼって、論理的に説明するのが重要です。はじめに問題や課題を共有し、そのうえで具体的な解決策を示します。
プレゼンテーションで提案した行動をとることで、聞き手がどんなメリットを得られるのかも具体的に、根拠を提示しながら説明してください。信頼度の高いデータを用意すると、説得力が増します。
体験談や事例を交えながら話すストーリーテリングを使うと、聞き手の共感を得やすくなります。
結論で行動を促す
結論では、プレゼンテーションで説明してきた手段や方法を実行するよう、相手に促すメッセージを伝えます。
ダメ押しで、相手が期待していること以上のメリットを提供できれば、より実行してもらいやすくなります。
資料はシンプルにまとめる
プレゼンテーションに使う資料は、聞き手の注意がそれないように「もっとも伝えたい決め手になる項目」を必要最小限の情報でシンプルにまとめるのがコツです。
1枚の資料に複数のメッセージが入っているとわかりにくくなるので、1枚にメッセージはひとつを心がけましょう。
見た目も重要です。見にくくないか、雑な部分はないか、文字や図はずれていないか、しっかり確認してください。
わかりやすい話し方を心がける
プレゼンテーションで話すときは結論を先に話し、その後の説明も要点を押さえたなるべく短いものにするのがコツです。
和やかな雰囲気で聞き手に目線を配りながら、はっきりした発音でゆっくり話すようにしましょう。
プレゼンテーションにおすすめのソフトやアプリ
プレゼンテーションの資料を作るときにおすすめの、ソフトやアプリを紹介します。自分に合うものがないかみてみましょう。
一般企業で多く使用されているソフトで、スマホで使えるアプリもある。ほかのソフトと連携できるため、Excelなど別のソフトで作ったグラフや図、イラストも資料に利用できる。
デザイン性が高く、見栄えのする資料が作りやすい。リアルタイムで共同作業ができる。PowerPointと互換性もあるため、Windowsのパソコンを使う人とも問題なく情報のやり取りが可能。
変更内容が自動保存されるので、ユーザーがデータを「保存」する必要がない。変更履歴から古いバージョンのデータを見直すこともできる。クラウド上で作業するため、どのOSからでも使うことができ、ほかのユーザーとの共有や共同編集も可能。PowerPointと互換性がある。
プレゼンテーションの使い方を例文で学ぼう
プレゼンテーションの意味や作り方がわかったら、次はカタカナ語としての使い方を例文でイメージしてみましょう。
・本社で行われたプレゼンテーションの様子は、オンラインで公開されている。
・考え抜いた企画を社長にプレゼンテーションする。
・顧客におすすめのプランをプレゼンテーションで売り込む。
プレゼンテーションは英語だと？
プレゼンテーションを英語で表すときは、「presentation」という英単語を使います。
・聴衆に対する発表、提案、概要説明
・発表の仕方
・公の場での賞などの贈呈、授与
・社交界などへの披露、デビュー
・人前へ出すときの見栄え、体裁
・演出
「プレゼンテーションをする」は、英語では「To give a presentation」や「To make a presentation」と表します。
プレゼンテーションの類語・言い換え表現
プレゼンテーションを言い換えできるカタカナ語の類語はありません。言い換えが必要なときは、日本語の「発表」「提案説明」「企画提示」を使ってください。
・オンラインでの提案説明は、顔出しをして行ったほうが顧客の心証がよくなる。
・企画提示の資料を作成する。
プレゼンテーションに挑戦してみよう
プレゼンテーションの語源はプレゼントです。プレゼントは自分の気持ちの押し付けではなく、相手に喜んでもらうために行うものですよね。
プレゼンテーションも、自分のためではなく相手のために行うものです。
相手の立場にたって、相手が望むものを提示することを意識すると、プレゼンテーションは上手くいきます。紹介したコツをもとに、聞き手に喜ばれるプレゼンテーションに挑戦してみましょう。
