チルアウトの意味とは?ドリンク・音楽・スラングにおける使い方をガイド

チルアウトとは「落ち着く」のこと

チルアウトの意味は「落ち着く」です。ゆっくりする、のんびりするといった意味もあります。

チルアウトは「落ち着く」の意味で普通に使用することもできますし、ドリンクの名前にもなっています。また、若者言葉で「チル」「チルってる」などの表現も

今回は、チルアウトの意味や使い方について解説します。

チルアウトの意味

チルアウトには「落ち着く」「くつろぐ」といった意味があります。類語としては「リラックス」が挙げられます。使用シーンごとにチルアウトの意味を確認していきましょう。

チルアウトの意味①:ドリンク

日本では「CHILL OUT(チルアウト)」という飲み物が市販されています。小売価格は185円(185ml)です。チルアウトはエナジードリンクの真逆で、リラクゼーションするための飲み物です。

リラクゼーション成分である「GABA(ギャバ)」、不安やストレス解消に役立つとされる「L-テアニン」などが含まれています。そして、ノンカフェインです。のんびり仕事をしたいときや睡眠前のリラックスタイムに活用できるでしょう。

ちなみに、ヘンプエキスが使用されていますが、ヘンプとはブラジルで「マリファナ」といわれる大麻の一種です。

インターネット上には「やばい」「危ない」などという噂もありますが、ヘンプの濃度はマリファナよりもはるかに低いですし、もちろん合法です。そして、ヘンプシード(麻の実)は七味唐辛子にも含まれるほど身近なものです。

チルアウトの意味②:音楽

比較的陽気で、ゆっくりとしたテンポの落ち着いた音楽のジャンルが「チルアウト」です。カフェなどで流れているヒーリングミュージックに近いイメージです。ボーカルなしのインストゥルメンタルも多いです。

また、ダンスフロアでアップテンポな曲で体が火照った人を落ち着かせるために用意した部屋(chill)で流す音楽ともいわれています。

表現としては「チルい邦楽」「チルい曲」「チルアウト系」などがあります。

チルアウトの意味③:スラング

チルアウトは日本語のスラングとしても使われます。意味としては「のんびりする」「落ち着く」「ゆっくりする」となります。表現のバリエーションは次の通りです。

「チルする」=のんびりする

「チルってる」=のんびりしている

「チルい」=のんびりした

「チルしない?」=のんびりしない?

「チルタイム」=のんびりした時間

「チル友」=のんびりできる友達

若者言葉として使われる傾向にあり、SNSなどでも「チル」を使った表現が登場することがあります。

チルアウトの英語は「chill out」

チルアウトは英語で「chill out」と表記します。「chill」には「寒くなる」「寒気」という意味がありますが、「chill out」で「落ち着く」という意味のスラングになります。

例えば、調子を尋ねられたときには、「Just chilling out(のんびりしてるだけ)」などの表現で応答することもできます。家族や親しい友人などに使うカジュアルな表現です。

チルアウトの使い方・例文

例文
・今日は疲れたのでお風呂に入ってテレビを見てチルアウトする。
・BGMにはチルアウトを選んで、リラックスしたい気分だ。
・仕事で緊張感が高まってギラギラしすぎたときは、クールダウンのためにチルアウトを飲むようにしている。
チルい雰囲気の空間で昼寝をしたい。

チルアウトは意外と使い方の幅が広い

チルアウトは、ドリンクにも音楽にも使うことができる言葉です。また、人の状態についても使用できます。そして、「チルってる」「チルい」などのスラングもあり、意味自体は簡単なようで、意外と使い方の幅が広い言葉です。

気心知れた人との会話やSNSで、チルアウトという言葉を活用してみましょう。