オーセンティックとは「本物」のこと
以前、筆者が立ち寄るバーをスマホで調べていたとき、「オーセンティックバー」という紹介がありました。そのときは自信を持って意味を解釈できなかったのですが、オーセンティックには「本物」という意味があります。
日常生活でもときどきオーセンティックという言葉に触れる機会があるため、この記事で意味と使い方を覚えておきましょう。
オーセンティックの意味
オーセンティックは簡単にいうと「本物」のことですが、次のような意味があります。
・本物の
・正真正銘の
・真正の
・れっきとした
・主要な
・本格的な
本物であり、本格的であり、言い換えると「正統派」のような意味合いにもなります。
オーセンティックの反対語としては「偽物」や「擬似」などが挙げられます。「コピー」や「レプリカ」も対義語に含まれます。
オーセンティックの英語
オーセンティックは英語で「authentic」と表記します。英語のオーセンティックも日本語と意味は変わりません。
英語表現の例を次に挙げます。
authentic Japanese food 本格的な日本料理
authentic signature 本人の署名
authentic information 信頼できる情報
This is authentic. これが本物です。
オーセンティックな◯◯の意味
「オーセンティックな◯◯」と何かを形容することがありますが、それぞれどんなイメージになるのか解説します。
オーセンティックなバー
「本格的なバー」「本物のバー」といった意味になります。バーテンダーがいて、技術も熟練しており、本格的にお酒と雰囲気を楽しむことができるバーです。カジュアルなバーとは異なり、格式を重んじるバーです。
オーセンティックな人
オーセンティック・リーダーシップという言葉があります。これは簡単にいうと自分らしいリーダーシップということ。誰かの真似をするのではなく、自分の価値観や信念に則ってリードします。
「オーセンティックな人」という表現では、リーダーシップの要素は特に含まれませんが、「自分らしい人」「自分の価値観を大切にしている人」などと言い換えることができるのではないでしょうか。
オーセンティックな学び
直訳すると「本物の学び」となりますが、本物の実践に近づけて学ぶことを指します。例えば、学んだことが現実社会における問題解決にもつながるかどうか、子供が社会的実践の当事者として学べるかどうかといったことを重視します。
具体的かつ本物の場面に即して何かを学ぶことができるかどうかがポイントになります。
オーセンティックの使い方・例文
・オーセンティックなホテルが駅前にできた。
オーセンティックの類語・言い換え表現
オーセンティックには似た意味を持つ言葉がいくつかあります。いずれもニュアンスには少し違いがありますが、表現の幅を広げるために覚えておきましょう。
オーソドックス
オーソドックスとは、「正統的」や「正統派」という意味を持つ言葉です。また、「保守的」という意味になることもあります。
トラディショナル
トラディショナルは「伝統的」という意味を持ちます。古くから伝承された伝統的なもののことを形容する際に使います。
オーセンティックは意外と使用機会がある
オーセンティックという言葉は、人や教育、バーに関する話題などで登場する機会があります。また、VANSの靴、ダヴィネスのヘアオイルなどの各種商品名にも「オーセンティック」というワードが含まれています。
意外と日常的に扱うことの多いオーセンティックという言葉の意味と使い方をマスターしておきましょう。