サスティナブルとは?SDGsって?意味や使い方、英語、例文をわかりやすく解説

サスティナブルとは「持続可能な」のこと

サスティナブルという言葉をよく耳にするようになりました。「サスティナブルな社会」「サスティナブルな商品」など、さまざまな場面でこの言葉を使用することができます。

サスティナブルは、簡単にいうと「持続可能な」という意味を持ちます。しかし、これだけでは意味がピンとこないでしょう。

この記事では、サスティナブルという言葉の意味や使い方について解説します。

サスティナブルの意味

サスティナブルには、次のような意味があります。

持続可能な

持ちこたえる

維持できる

日本では少子高齢化が問題となっていますが、世界的には人口が増加しています。人口が増え、工業投資が増えていくと、地球上の天然資源がいずれ枯渇するといわれています。

地球の環境を壊すことなく、有限の資源を未来の世代に残し、平和な人間社会を存続させるための考え方がサスティナブルなのです。

サスティナブルは地球環境のほか、社会や経済活動といった事柄について使用することが多いです。それ以外にもさまざまな事柄について用います。

サスティナブルの英語

サスティナブルは英語で「sustainable」と表記します。英語の「sustain(持続する)」+「able(〜できる)」を組み合わせた言葉で、「持続可能な」という意味になります。

なお、近年よく耳にする「SDGs」とは、「sustainable development goals(サスティナブル ディベロップメント ゴールズ)」の略です。国連が掲げた目標であり、「持続可能な開発目標」という意味を持ちます。

サスティナブルといえばSDGs

今やサスティナブルといえばSDGsを指すといっても過言ではないほど、「SDGs」という言葉が浸透してきました。SDGsには5つのPがあり、それらから目標が設定されています。

人間(people)

貧困や飢餓に終止符を打ち、すべての人が平等に尊厳を持って暮らせるようにすること。人間に関するこの問題を打開するという考え方が盛り込まれています。

豊かさ(prosperity)

すべての人が豊かに暮らせるように、自然と調和した経済や社会、技術の発展を目指すことを意味します。豊かな暮らしのために経済や技術の発展は欠かせませんが、地球環境を犠牲にすることなく、実現していくという考え方です。

地球(Planet)

天然資源を持続的に管理して、気候変動への対応も行い、将来も持続できる消費や生産を通じて、地球を保護していくという考え方。現在のニーズだけでなく、未来の世代のニーズも考え、地球環境を守っていきます。

平和(peace)

世界では、まだ紛争や内戦で互いを傷つけている国と地域があります。恐怖や暴力のない社会を育てるという考え方です。

パートナーシップ(Partnership)

国や企業、団体、人々の参加によって、連帯の精神を持ちながら国際的なパートナーシップを強めていくという考え方。特に開発途上地域では支援を要する場合も多く、連携が不可欠となります。

サスティナブルの関連用語

サスティナブルという言葉を含む関連用語がいくつかあります。この機会にあわせて覚えておきましょう。

サスティナブルファッション

衣服が生産されて廃棄に至る過程において、持続可能であることを目指した取り組みを意味します。衣類の生産にもエネルギーを使いますし、衣類の寿命が短ければ環境負荷が大きくなるとされています。環境負荷のことも考えて、衣類の製造や消費をしていきます

サスティナブルウォー

アニメ「攻殻機動隊 SAC_2045」の中で、サスティナブルウォーという言葉が登場します。「持続可能な戦争」という意味であり、この作品の中では兵士以外の人には弾が届かないようになっています。

サスティナブルツーリズム

「持続可能な観光」のこと。自然環境や文化を保全していくことを目指した観光を意味します。観光を提供する業者だけでなく、観光客や住民も役割を果たしていく必要があります。例えば、移動手段、観光客の人数制限などが挙げられます。

サスティナブルの使い方・例文

例文
・ごみになる素材を活用したサスティナブルな商品を開発する。
・健康とサスティナブルを訴求した商品がヒットしている。
・プラスチックごみの削減のため、サスティナブルなストローの販売を開始した。

サスティナブルは人類共通の目標

サスティナブルを実現することは、全世界、全人類にとって共通の目標といえます。貧困や飢餓をなくし、地球を守るためには、一人一人の意識や連携が不可欠です。今、ホットなワードとしてサスティナブルを覚えておきましょう。