ベネフィットとは?ビジネスやマーケティングにおける意味から反対語まで解説

ベネフィットとは「利益」のこと

ベネフィットは日本語にも浸透してきているカタカナ語。ビジネスや医療の分野においても使用します。特に、マーケティングの世界ではよく使われています。

意味は簡単にいうと「利益」ですが、分野ごとにどのような使い方をするのかイメージを持っておく必要があります。この記事では、ベネフィットの意味や使い方、英語、反対語についてわかりやすく解説します。

ベネフィットの意味とは

ベネフィットという言葉がよく使われる分野ごとに、意味を確認しいていきましょう。基本的な意味は「利益」や「恩恵」ですが、ニュアンスや使い方も含めて解説します。

ベネフィットの意味①:ビジネス・マーケティング編

ビジネスにおいては、特にマーケティングの分野でベネフィットという言葉がよく登場します。意味は「顧客が商品やサービスから受ける恩恵」のこと。商品やサービスには「強み」や「売り」がありますが、実際に顧客がそれを購入することで受ける恩恵を示します。

ベネフィットの意味②:医療編

医療においてベネフィットといえば、薬の効果や効き目を指すことが一般的です。薬には副作用がありますが、それは「リスク」といいます。薬には効果(ベネフィット)と副作用(リスク)があるのです。

マーケティングにおけるベネフィットの種類

マーケティングにおけるベネフィットには3種類あり、「利益」や「恩恵」の内容によって分類されています。消費者がその人の価値観やライフスタイルに応じて、重視するベネフィットを判断します。

機能的ベネフィット

機能的な特徴による便利さなどの利益。「軽い」「使いやすい」「安い」「おいしい」などの特徴がもたらします。

情緒的ベネフィット

商品を購入することによる感情的な利益。「充実感」「高級感」「面白さ」など気持ち的な面での恩恵を指します。

自己実現ベネフィット

商品を手に入れることで自己表現ができる利益。商品を「自慢できる」「自分らしいと感じる」「自信が持てる」などが挙げられます。

ターゲットを設定して、課題や欲求を整理して、ベネフィットを提示していくことが大切です!

ベネフィットの類語・反対語

ベネフィットには類語や反対語があり、いずれもカタカナ語で表現することができます。この機会に覚えておきましょう。

類語

類語には「プロフィット」や「アドバンテージ」が挙げられます。プロフィットは「利益」という意味を持ちますが、金銭的な利益についてのみ使用します。

また、アドバンテージは「有利であること」を意味します。利益や恩恵とは少しニュアンスが違いますが、ベネフィットと同様にプラスの意味で使える言葉です。

反対語

ベネフィットには「利益」や「恩恵」といった意味があるため、反対語は「損失」となります。カタカナ語では「ロス(loss)」が該当します。また、ロスに近い意味を持つ言葉としては、日本語でもおなじみの「ダメージ(damage)」が挙げられます。

ベネフィットの英語

ベネフィットの語源は英語の「benefit」です。意味は日本語と同じで「利益」「恩恵」となります。名詞だけでなく、動詞として「〜に利益をもたらす」「利益を得る」の意味も持ち、次のような使い方ができます。

・a great benefit 大きな利益

・You will benefit from the training. あなたはそのトレーニングの恩恵を受けるでしょう。

ベネフィットの使い方・例文

例文
・Amazonでの商品購入は、買い物の手間が省け、スピーディに品物が届くので、ベネフィットが多い。
・商品のベネフィットを意識しながら、消費者は購入を決定する。
・薬を飲むことによるベネフィットとリスクを理解しておく必要がある。

ベネフィットをビジネス会話で使ってみよう

ベネフィットという言葉は、ビジネスやマーケティングの分野で使うことができます。日常会話で使うと少し堅苦しい雰囲気になりますが、仕事であればOK。文脈に応じて活用してみてください。