オミットとはどんな意味?コミットとは違う?英語や使い方も解説

オミットとは「却下する」「省く」

「オミットする」「オミットされる」といった形で使われるこのカタカナ語。意味はわかりやすくいうと「却下する」や「省く」となります。

却下する、省くという言葉はネガティブな響きもあり、オミットに言い換えると柔らかな雰囲気になることも。

この記事では、オミットの意味や使い方、英語、関連用語について見ていきましょう。

オミットの意味

オミットは英語の「omit」に由来するカタカナ語です。「omit」は動詞で「除外する」という意味があります。そのまま日本語の意味にもつながっています。

日本語におけるオミットの意味を整理すると次のようになります。

・除外する

・省く

・省略する

・却下する

・抜かす

オミットはビジネス用語としてよく登場する言葉であり、何かボツにしたり、ダメ出ししたりする際に使われます。

オミットとコミットの違い

オミットとコミットは音の響きが似ているので混同されがちですが、意味としてはまったく違うものになります。むしろ、コミットはオミットの対義語として位置づけられています。

【コミットの意味】

・関わりを持つこと、関係すること

・責任の伴う約束をする

オミットの関連用語

オミットが含まれるカタカナの関連用語をいくつかご紹介します。参考として知っておきましょう。

オミットコード

オミットコード(omitコード)とは、音楽で使う用語で、音を省略するコードを意味します。三和音(R、3、5)を省略する音となります。例えば、ギターのコードに「Comit3」などと書かれており、これはCのコードから「3」の音を除外することを意味します。

オミットメント

オミットメントという言葉は、オミットの名詞形のようにも思えますが、日本語でも英語でもそのような表現は使われていないようです。コミットメント(commitment)に関しては日本語でも英語でも使用されており、コミットの名詞形として使用されています。

オミットの使い方・例文

例文
・勇気を出して社長に新しい企画を提案してみたが、予算の観点からオミットされてしまった。
・古い機能をオミットして、新モデルがより軽量となってリリースされた。
・映画でオミットしたシーンがあったが、そこも捨てがたいものであった。

オミットはビジネスシーンで重宝する言葉

オミットという言葉は、ビジネスシーンでそのまま使うときつい印象を与える「却下する」「省略する」などの表現をマイルドにさせることができるカタカナ語です。

しかし、意味を知らなければ「オミットする」「オミットされる」といわれても何のことか理解ができずに困ってしまいます。

オミットはビジネス会話で登場する言葉として認識し、知っておくようにしましょう。