エフィカシーとは「自己効力感」のこと
エフィカシーは日本語で自己効力感といいますが、そもそもこの言葉が何を意味するのかピンとこない方もいるでしょう。今回は、エフィカシーの意味や英語、高め方を解説します。
エフィカシーは人生においても仕事においても大切なものです。この機会に意味をつかんでおきましょう。
エフィカシーの意味
自己効力感とは、自分が目標を達成したり、何かを遂行したりできる可能性を認識していることを指します。簡単にいうと、「自分はこれをできる」「うまくいく」と確信できる感覚というイメージです。
例えば、資格試験があったとして「まだ時間もあるし、テキストも充実しているので、勉強すれば大丈夫だろう」と考える人もいれば、「自分は段取りが悪いからきっとダメだろう」と予測する人もいます。
前者のように自分ができると確信を持てる場合はエフィカシーが高いといえます。
エフィカシーの英語
エフィカシーは英語で「efficacy」と表記します。「効能」や「効き目」といった意味を持ちます。日本語のように自己効力感といいたいときは、「self-efficacy」と表現することができます。「自分の効能」→「自己効力感」といったニュアンスになります。
エフィカシーの高め方
エフィカシーが高い人は、ポジティブでストレスに強く、自信が持てる状態です。「きっとうまくできる」と思えるかどうかは、仕事においても人生においても行動を選択する際に影響を及ぼします。次に、エフィカシーの高め方を解説します。
成功体験を積む
エフィカシーを高めるには、成功体験を蓄積していくことが大切です。成功体験は自信をつける上でプラスに作用します。小さな成功体験から積み重ね、少しずつステップアップしていく過程で、エフィカシーも高められていくものです。
手本となる人を見つける
エフィカシーが高い人を手本として、行動を参考にしてみるのも方法です。特に、自分と共通点のある人を手本にすると、「あの人にもできるのなら自分にもできる」といった自信が生まれます。
自分以外の人が成功したり、達成したりするのを見聞きすることは「代理体験」といいます。これもエフィカシーを高めるのに作用すると考えられています。
言葉による励まし
「言語的説得」ともいわれ、言葉による励ましがエフィカシーを高めるといわれています。「自分にもできる」と思える言葉を他者からもらうことを意味します。否定されるのではなく、ポジティブな言葉をかけてもらえるような環境に身を置くことも効果的です。
エフィカシーの使い方・例文
・エフィカシーを高めると仕事もプライベートもうまくいく。
・根拠のない自信もエフィカシーの一つといえる。
エフィカシーを高めて人生を前向きに
エフィカシーが高い人と低い人では、行動のあり方が大きく変わってきます。仕事、恋愛、あらゆる場面で影響があります。自分のエフィカシーは高いのか、普通なのか、低いのか、振り返ってみましょう。
エフィカシーの低さが行動の幅を狭めている可能性があれば、成功体験や代理体験を積み重ねて意識的に高めてみてはいかがでしょうか。